最近ひょんなことから、イタリアを代表するカンタンテの1人であるクラウディオ・バリオーニの「ニンナ・ナンナ・ナンナ・ニンナ」と言う曲に巡り合った。
ニンナ・ナンナとは子守唄のことを言うが、バリオーニは、イタリアの詩人・トリルッサ(本名カルロ・アルベルト・カミッロ・サルストリ/イタリアの詩人、作家、ジャーナリストであり、特にローマ方言による作品で知られている。)の”Ninnananna della Guerra”(戦争の子守唄)からインスピレーションを得て作った曲だそうだ。
歌詞を聞く以前に、ビデオ映像の衝撃を受けた。
戦争や腐敗を批判し、子供の無垢さを大人の残酷さと対比させた、苦い調子の告発的な子守唄なのだそうだ。
歌詞は、
Ninna nanna, nanna ninna,
Fa' la ninna, dormi, pija sonno,
che se dormi nun vedrai
tante infamie e tanti guai
che succedono ner monno
fra le spade e li fucili
de li popoli civili.
fatte sora la tua zinna.
Fa' la ninna, cocco bello,
finché dura sto macello
che prepara le risorse
pe' li ladri de le borse.
che quer covo d'assassini
che c'insanguina la terra
sa benone che la guerra
è un gran giro de quatrini
che prepara le risorse
pe' li ladri de le borse.
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
赤ちゃんはおっぱいが欲しい
子守唄を歌って、眠って、眠りにつく
眠っていれば、見ることのない
数々の悪事や災い
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
聞こえないかい
あえぎや嘆きの声
互いに殺し合う貧しい人々の
殺し合い、殺し合う
ある人種の利益のために
互いに殺し合う人々のために
狂った支配者のために
そしてある信仰の利益のためにも
姿の見えない神のために
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
だが、それは何の盾になるというのか
屠殺者たる王にとって
戦争とは
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
大金のかかる商売だと
よく知っているのに
資源を蓄えるため
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
証券取引所の泥棒たちのために
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
眠りにつこう、眠りにつこう
眠りにつこう、明日には
またあの君主たちに会える
互いに敬意を交わし合う
以前と同じように良き友として
彼らはいとこ同士、親戚同士
お世辞は言わない
さらに親しくなって戻ってくるだろう
個人的な関係は
後悔の影もなく
あの演説を
みんな一緒に聞くだろう
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
平和と仕事について
あの貧しい民衆のために
ニンナ・ナンナ ナンナ・ニンナ
大砲から救われたのか?
人(国)は、何のために戦うのか?
「人類皆兄弟」と言うけれど、最終的に人が人を殺し合う。
相手を倒し、潰したところで「平和」、心の「平安」は得られるのだろうか?
なぜ裸の王様を止められないのか?
悲しすぎる。