今回初めてミラノ・コルテイーナ2026の競技を観てきた。
オリンピックでは、開会式を始め、どの競技観戦もあまりにもチケット代が高くて、行く気にもなれなかったが、パラリンピックはミラノはパラアイスホッケーしか観戦出来ないが、かなり安くなっており、友人に声をかけて頂き観戦に出かけた。
ミラノ南東部の再開発エリアに建設されたこの新しい施設、サンタ・ジュリアーナは、冬季オリンピックの最も重要な遺産の一つを象徴するものと言われていた。
国鉄(FS)の高速列車や近郊鉄道(S線)または地下鉄M3線のロゴレードから送迎バスが出ている。本来巨大な駐車場も建設されていたが、間に合わなかったのか?混雑を回避するためか?使用されていない。
地下鉄の改札で友人夫妻と待ち合わせをしていたが、スムーズに行けた。
対カナダ戦を観に行ったが、赤いカナダのシャツを着ている人が多く、日本人はほとんど見かけず。
会場に入ると所々に日本の旗は見かけたが、かなり少なくカナダ勢以外のイタリア人はどちらを応援するのだろう?と気になった。
パラアイスホッケーどころか、アイスホッケーの試合すら観たことないし、ルールもわからない。慌ててネットで予習して行った。
ちなみに日本の選手団は16歳から56歳までという、幅広い年代のチーム。一人女性が加わっていた。
ところで、このミラノ・コルティナ2026パラアイスホッケーでは出場する全8チームが2組に分かれて予選を戦い、各組上位2チームが準決勝、残りのチームが順位決定戦に回る予定。
日本はグループB。チェコ、カナダ、スロバキアと日本。
2025年11月にノルウェーで開かれた最終予選で1位となり、2大会ぶりのパラリンピックの出場。バンクーバー2010で銀メダルを獲得した実績を持つものの、前回の北京2022では出場枠獲得はならず、8年前の平昌2018は1勝をあげることはできなかった。今回出場する8チームを見渡してみると、日本は世界ランキング8位で8チーム中最下位。イタリアでまずは16年ぶりの1勝を期待したかったが、初日にチェコと対し、3対2で負けてしまった。
カナダと対戦と聞き、相手が強いかどうかよりも、体格も違うし、まずスケートが出来る環境自体違うのでは…と感じていた。考えてみたら、フィギュアのりくりゅうペアもずっとカナダでトレーニングしているわけだし…。
とにかく、選手団の動くスピードが全く違った。どんなにパックを取り返すことが出来ても、つなげることが出来ない。「行け~っ!」と叫んでも、ぐわ~~っと走りこんで奪われてしまう。その勢いと言ったら、全く違った。カナダの選手団の年齢を調べてみたが、ほとんどが20代。30代もいたが、最高が36歳で後は30代前半であった。いや~、年齢差はキツイ。
それでも、どこからともなく「ニッポン!チャチャチャ!」「ニッポン!チャチャチャ!」と始まると、周りからも「ニッポン!」と言う声が聞こえ始めた。振り返ってみると日本人はいない。日本を応援しているイタリア人も結構いたようだ!嬉しい~っ!
友人らが日本の国旗を持っていたので、インターセッションで旗を振っていたら、スクリーンに映った!後ろの若者たちが、「これみたい?君たちが映っているよ!」と言って、スクリーンを映した携帯電話のビデオを見せてくれた。
また、パラリンピックのマスコットであるミーロの着ぐるみを着た「DJミーロ」によるダンス・タイム!スクリーンに映った顔に、カナダ国旗のメイプルの葉を描いた男性は、地下鉄の駅の改札で見かけていたので、あの彼だ!と思った。
始めのインターセッション中に、観客が立ち上がって手を挙げるウエーブが始まった。3セットのあと5分というところで、再びウエーブ。辞めてくれ!集中できない!
結局14対0で終了。
アイスホッケーは「氷上の格闘技」と呼ばれるほど体力を消耗する激しいスポーツなのだそうだ。しかも、パラアイスホッケーは、脊髄損傷や切断など下肢に障がいのある選手がスレッジと呼ばれる専用ソリに乗って行うアイスホッケー。スレッジの一部が損壊し、転がっている光景も何度か見かけた。低い視線で氷上をものすごいスピードで滑り、壁に激突するシーンもあった。それだけでも体を張ったすごい体力と精神力がいるものだと思った。
翌日は、スロバキアと対戦。また応援したい気持ちで一杯だが、予定的に無理。頑張って欲しい!
とはいえ、予定外にオリンピック種目の一つが観戦でき、ミラノ・コルティ―ナ2026の良い思い出となった。
今日の一句
スレッジで 氷上疾走 弾丸部隊


