主のご降誕おめでとうございます。
やっとプレセーぺにバンビーノ・ジェズー、幼子イエスが置かれた。1月6日の「公現祭」には新たに3人の東方の賢士が置かれるようになる。
ところで24日の夜は、家で食事をするとばかり思っていたので、長男とメニューを考え、買い物リストを作っていると、夫から今月いっぱいで締めるレストランで食事をしようと言ってきた。まあ食材は翌日に使えるし(イタリアは25日のクリスマスはほとんどのお店が閉店!)それでもいいか、と思っていたら、なぜかレストランの予約を2人でしか取っておらず、息子たちもいる!というと既にお店は満杯。日を改めることにした。
夕食は、長男と次男が一緒に肉料理を担当。
地元パロッキア(小区教会)のミサは0時からであり、私はその前の聖歌隊の練習が23時にあった。ワインを飲んでしまったので、睡魔に襲われるのでは…と心配したが、雨で風も強い寒い夜であった。ホカロンを身につけていくべきだったと思ったくらいであった。
降誕ミサは18時と0時から行われたが、18時は子供とお年寄りが多かったと聞いた。ミサ終了後、既に1時を過ぎていたが、パネットーネとスプマンテで乾杯。さすがに食べられなかった。苦笑
パロッキアのプレセーペでは、、馬小屋の飼い葉おけに、幼子イエスが置かれていた。プレセーペは単なる風景描写ではなく、キリスト降誕という神聖な出来事が持つ、深く静かな精神的、芸術的な空気を醸し出している。
イタリアでも、クリスマスといえば、キリスト教信者であろうとなかろうと、どんちゃん騒ぎや商業主義に毒されている面もある。
プレセーペは、光の効果を用いて場面を親密で静かな、そして瞑想的なものとして造型しており、キリスト降誕が静寂の中で生まれ、愛と希望に立ち返り、静かに内省することを気づかせてくれた。
♪静けき真夜中 貧しうまや 神のひとり子は み母の胸に
眠りたもう やすらかに





