冬至 2025 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今日12月22日は「冬至」であった。

 

冬至は、一年で夜がもっとも長い日をいう。つまり日中が一番短いわけだが、明日から日が長くなり始めると思うと嬉しい。

 

ちなみに、今日のミラノの日の出は8時頃、日の入りは16時43分であり、日照時間は8時間43分。東京は、日の出は6時47分頃、日の入りは16時31分〜32分頃で、日照時間は約9時間45分とあった。

 

ヨーロッパと日本との日の出・日の入りの時間差は、現在の時差は8時間であるが、それに加え、ヨーロッパの緯度(高緯度)と経度(西寄り)の影響で、夏は日本より日が昇るのが遅く沈むのも遅く、冬は逆にこんなにも日が短いのだと改めて知るのであった。

 

ところで、冬至には風邪の防止に身体を温める柚子湯に入ったり、行事食として小豆の赤い色が邪気を祓うといわれることから小豆粥を食べたり、だいこんや、ぎんなんなど「ん」のつく食べ物を食べることで「運」を呼び込むとされている。

 

この「ん」がつく食べ物を食べるという風習は「いろはにほへと」が「ん」で終わるため、「ん」に一陽来復の思いが込められているのだそうだ。

 

今月のはじめ日本の友人に柚子を頼んだが、時期的にまだ出回っていないようであった。逆に、ミラノ郊外で柚子を作っているから購入したという友人から一つだけプレゼントされ、柚子ローションを作った。その皮で少なくとも柚子湯の足湯にでもすれば良かった。

 

 

とはいえ、友人宅でかぼちゃのパネットーネを一口頂いた。それで良しとするか。笑

 

今朝、久々バルコニーの掃除をするため外にでると、ヒヤシンスが開花していた。家にいれると温かくすぐ開花してしまうと思い、開花は外で年明けか?と思っていたが、あまりにも早くてびっくり。この冬は暖冬なのか?セーターの上にダウンジャケット一枚だと日中はうっすら暑くさえ感じてしまう。

 

とはいえ、明日から雨。雨のクリスマス、嫌だわ…。そして、本格的な寒さはこれからなのかしらん…

 

今日の一句

寒さ本番 冬至、冬中、冬始め