ローマ備忘録 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今週ローマ出張に出掛けていた友人が「ローマって本当に素晴らしいよね」と言っていた。
 
ミラノに戻り、最近はどんよりとした空、そして余りにも慌ただしく、そして心がすり減るようなことばかりで、あの何があってもゆったり、そしてガヤガヤ騒然と静寂が入り混じる永遠の都の空や空気を忘れるところであった。
 
ローマはエネルギーに溢れる街。
 
とにかく空の青さが心を洗い、心を潤す。
 
宿泊先近くの裁判所前を通り、サンタンジェロの前を通り、サンピエトエロを目指す。
 

 

何百年とこの風景だったのだろうなあ、と思うだけで、時の流れに身を任せる生き方もあるだろうと思う。テレサ・テンか?爆

 

 

 

 

サン・ピエトロに入るまで長い列に並んだが、全く1人だったので、スルスルと前に入り込んでしまった。笑 その後午前中で閉まうる教会を周り、友人とランチ、そしてミラノへ戻るまで時間的余裕がなかったので、イライラしないようにポケットのロザリオでロザリオを唱えつつ、心を整えた。

 

 

帰りに、ヴァチカンの本屋へ寄った。

出版されたばかりのパパ様の初使徒的書簡"Dilexi te""(ディレクシー・テ)「わたしはあなたを愛した」の意)が山積みにされていた。

 

値段は2-3ユーロほど。買おうかな?でもイタリア語で読むか?出版と同時に在ミラノカトリック日本人会の司祭から、携帯版に調整され送られてきていた。まあ、あれがあるからいいか。

 

 
その後、サレジオ会の阿部神父様が翻訳をされ、Facebookに掲載されていたので、それを再び、整えてデジタル版にかえてみた。
 
次に郵便局へ。
前教皇フランシスコが「聖年」の扉を開ける画像に、2024年の1ユーロのコインが入ったカードを購入。
 
ちなみに、前回2月にヴァチカンへ行った際、知り合いに前教皇が聖年の扉を開けるカードをあるだけ買ってきて欲しいと頼まれていたが、ちょうど病院へ入院された直後であり、どこを探しても見つからなかったが、ヴァチカン近くのお土産屋さんで発見!30枚ほど購入したが、今回のローマでは、あちこちそのカードを見かけた。

 

 

そして、こちらは、郵便局の隣にあるヴァチカンの薬局。こちらでローズの石鹸を購入し、クローゼットに入れてみた。フィレンツェの「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の蝋を固めて作ったローズの香りのワックスタブレットを愛用しているが、こちらの石鹸も十分に香りが良くてうっとり。

 

 

サンピエトロ広場をパノラマで撮ってみた。

 

 

ヴァチカン近くのお土産屋さんで、聖年のロゴを印刷した服を着ている方々を発見!カワイイ!

 

 

ローマの「青い空」は、ローマが標高の高い場所にあることと、都市の多くの建物が白や明るい色調であるため、空の青さが際立つのよね。

 

それにしても、どこも人人人ですごかった!見てこれ!このスペイン広場!人が多すぎて通り抜けるのも大変であった。

 

 

聖年はまだもう少し続く!

 

今日の一句

青い空 貫く力 澄んだ視線