ブルーマンデー、ブラックマンデー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

Unione Sindacale di Base. Il sindacato che serve! Federazione Lombardia: 22  settembre anche a Milano sarà una grande giornata di lotta
 
天気予報通りではあったが、夜中から大雨、朝になっても全く収まらない雨。
 
月曜日から勘弁してよ〜。そこで気分は既に下がり、憂鬱。
 
大雨が降る度に、ミラノのセヴェーゾ川が決壊し、ニグアルダ地区など市内各地は毎回浸水する。案の定今回も、セナーゴに設置された調整池は稼働からわずか2時間で満水となり、ランブロ川も増水、あちこちの道路が冠水したようであった。


 
そして、また、今日はショペロだったんだわ、と思い出した。
 
イタリア各地で、ガザ支援のためのデモがあり、ミラノもATM(ミラノ市の公共機関)や学校、大学、公共、民間団体が広範囲でストライキを行い、市内が麻痺した。
 
考えてみれば、在ミラノ総領事館から事前の注意喚起のお知らせが来なかったのはなぜか?
 
仕事は午後からであったが、ショペロ中。さあどうやって仕事へ行こうか?と思っていたら、ATM勤務の空手仲間から地下鉄のM4だけが留まっている旨のメッセージが来たので、別のルートで仕事に出かけた。
 
M4だけであったら、帰りもなんとかなりそうだ、と思ったのが甘かった。ちなみに雨はお昼ごろ止んでくれた。
 
ATMのアプリを見ると、ミラノの地下鉄5本の内3本が閉鎖。残りのM2とM5であったらなんとか帰れるか?問題はM5がどこを走っているかが問題。ショペロの時、M5は比較的動いているが、ミラノの北部地区ばかりが多い。それじゃ帰れないんだな。国鉄や郊外へ行くバスに乗り継いできている人はどうするのだ?
 
とりあえずM5の可動域を調べてみたら、全駅停車しているわけではなかったが、何とか自宅の方向へは戻れるので最寄りの駅から徒歩にすればよいだろう…と思い、ガリバルディ駅で乗り換えしM5に乗った。
 
ガリバルディ駅は、非常に深くエスカレーターを乗り継がなければならないが、数本あるうち動いているのは一本のみ。あの長い階段を歩くの?!やっと乗り継いだと思ったら、M5は中華街が近いモヌメンターレ止まりになった。そこからどうやって帰るのよ!徒歩だと多分5-6キロ。しかし、決して明るい安全な通りばかりではない。仕方ない。また元の場所に向かった。
 
その間、夫に電話したが、出ない!次男に電話をすると自宅におり、パパは?と聞くと、いるよ…と言う。電話に出てくれ!事情を話し、すぐには帰れないから、お米はといであるし、魚を焼く予定だったので、勝手に作って食べておいて!と頼んだ。
 
カドルナに戻り、徒歩数分の所からサンシーロ方面へ向かうトラムがあるので(はじめからそれに乗るべきだった!)そこへ向かうと、既に4、5分前にトラムは行ってしまったようで、次はいつ来るかわからない。始発の駅を調べたら、15分後に発車であったので、45分くらい待たないと来ない。仕方ない。歩くか…
 
テクテク歩いて行った。
 
途中、長男から電話が入った。「あとどれくらいかかる?」と言う。皆ご飯食べないで待ってるんだけど…と言う。普段夕方から仕事に出かける長男、日月曜日は休みなのに、家にいたためしがない。それがショペロで家にいたようであった。全員揃わないのは仕方がないが、まだ歩いている途中なんだよ!と言った。とりあえず近くのトラムの停車駅にいつトラムが来るか、アプリで調べたら30分後であった。あゝ…
 
数百メートル歩き、運よくその先に家の近くを通るバスの発着場所があり、バスが入ってくるのが見えた。走って乗ったが、出発は9分後であった。それくらいならもう待つわ!
 
結局職場から帰宅までたった5キロほどの距離1時間50分。なんてこった!新宿から小田急ロマンスカーに乗ったら、75分で箱根湯本まで行けるのに。電車で乗り継いでも2時間。ひどい話だ。
 
ところで、イタリアの各地では、数万人の人が集まり、「パレスチナに平和を」と横断幕を掲げ、声をあげながら行進し、幹線道路は一時的に交通が遮断されたようだ。
 
ミラノ中央駅の外では、ガザでの停戦を求める抗議者がアメリカ国旗に火をつけるなど衝突が起きた。抗議者が駅構内へ入ろうとすると、黒装束の小さな集団が石や発煙筒などを警察に投げつけていた。

 

 

そしてまた、警察は催涙ガスを使用し、駅の主要な出入り口を閉鎖。列車運行にも影響が出て、警官60人が負傷者。10名が拘束されたというが、たったの10名なのか?大きなゴミ箱を投げつけている輩を映像で見たが、以前オラトリオで暴れた移民にゴミ箱を投げつけられた記憶が蘇り、赦せないと思った。平和を求めつつ、破壊行為は正当化できない!
 
スペインやノルウェーなど多くの欧州諸国はすでに、パレスチナ国家を承認している。しかし、メローニ首相率いる右派政権は親イスラエル路線を取っており、存在しない国家を承認することを懸念している。
 
とはいえ、ミラノの状況をメローニは、恥ずべきものだと非難し、「暴力と破壊は連帯とは無縁の行為で、ガザの人々の生活に何ひとつ変化をもたらさない。むしろ、イタリア市民に明確な影響をおよぼすことになる」と述べた。
 
余談だが、今回のデモのスローガンは"Blocchiamo tutto"「すべを停めよう」であった。国民にガザの現状への意識を促すことを目的としていたというが、成功したとは思えず。
 
実際は、大迷惑であった。しかも月曜日から…
 
どっと疲れる一週間が始まった。
 
今日の一句
平和とは? 暴動始まり 町が麻痺