来年の冬季オリンピックに向け、ミラノの中心地は整備中。
一番中心地となるとドウモ広場から徒歩数分のところにあるコルドウシオ広場が閉鎖され、多数のトラムの路線が変更中。
こちらはそのコルドウシオ広場を通過する9本のトラムの路線変更を示す地図。はっきり言って全くよくわからない。
要は行きたいところに行けるの?行けないの?終点まで行けないのなら、どうやって行けば早くつけるの?それが知りたい場合は、自分で検索するしかない。
普段、トラムは以前ほど使用しなくなった。
ところで先日、中華街へ買い物に出かけた際のこと。以前は近くて遠い中華街。今でこそM5が出来て行きやすくなったが、以前はバスと地下鉄、再びバスを利用し片道1時間かかることもあった。(下手したら、徒歩で行くのと変わらなかった?!)それが大体30分くらいあれば行けるようになったから気軽だ。ただわがままを言えば地下鉄を降りてから、少し歩かなければならず、雨の日は気が進まない。
そんな時中華街のメイン通り、ヴィア・サルピの入り口から3分の1くらい行ったあたりを横切るトラムの通りに見覚えのあるトラムが横切った。「えっどう言うこと?これで帰れるじゃん!」
16番トラム。以前は24番トラムと言って、サンシーロからドウモを通って南下して行ったが、途中から24番と16番に分かれるようになった。
その16番、今まで通り、「最後の晩餐」のサンタ・マリア・デッレ・グラッツイエ教会までは行くが、その一つ先の停留所を左折し北西方面、チェルトーザへ向かう。チェルトーザは現在治療中のアレルギーでお世話になっているサッコ病院へ行く途中に通る駅。まだまだこの先果てしなく走っていくのだが、あのチェルトーザ?!
路線は停車駅名を見て、ふむふむと思っていたが、実際乗って行くと、スフォルツエスコ城を右手にした広場を通り、
降っていくと、カドルナ駅前の「針と糸と結び目」の巨大モニュメントの前を通過する。
なぜかこの針と糸は個人的に好き。
これは2000年にスウェーデン人のアーティスト、Oldenburg氏とその妻、Van bruggen氏の作品。
巨大な鋼の針が地面からアスファルトを突き破り地上に現れてきているのだが、赤、緑、黄色は当時のミラノの地下鉄の色。
このモニュメントのイメージは「同時代性とアンティークを結びつけること」と言われており、また、これは「ミラノの新しい象徴」とも言われた。
これは、ミラノという街が新しいものと古いものの両面をもち、さらにいつも時代の流れの中心にいることを物語っていると言っても過言ではないだろう。
同時に、針は剣をイメージし、糸はビスコンティー家の紋をを表しており、この両者を足すことは、ミラノの紋章にたとえられる、と言う。ちなみにミラノの紋章は、自動車メーカーのアルファロメオのマークの絵柄を左右逆にしたもの。(アルファロメオはミラノが発祥の地)。
また、「針と糸」というモチーフは、ファッションの街ミラノも例えているとも言える。
そして、サンタ・マリア・デッレ・グラッツイエ教会があるコルソ・マジェンタに入り通常の路線となる。
ここまでくると、戻ってきた〜と言う気持ちになり外を見なくなるのだが、後数週間(の予定)この路線を何回乗ることができるだろうか?
ちょっとした路線変更が自分の好きなミラノの街を通り、あまりにも慣れすぎて、観光名所?であることさえ忘れてしまっているが、美しいなあと再確認するのだ。
あくまでも個人的趣味、個人的見解なので、どうでもいい話なのだが、期間限定、束の間のお気に入りルートに1人ご満悦なのであった。
今日の一句
中世と モダンの融合 期間限定トラム路線





