ルルドの聖母の祝日 2025 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今日2月11日は、「ルルドの聖母」の祝日にあたり、また1993年より聖ヨハネ・パウロ2世によって「世界病者の日」が始まった。

 

病者がふさわしい援助を受けられるように、また苦しんでいる人が自らの苦しみの意味を受けとめていくための必要な援助を得られるように、カトリックの医療関係者だけでなく、広く社会一般に訴えている日。

 

 

こちらの「ルルドの聖マリア教会」は、1897年から1902年にかけて、アール・ヌーヴォーと折衷建築で知られる建築家アルフレード・カンパニー二の設計により建てられた。

 

 

教会は聖三位一体小教区の付属教会であったが、1910年に小教区から切り離され、1925年にエウジェニオ・トージ枢機卿によって小教区に昇格。建物の外側にベルナデッタの像のある洞窟が完成し、10年後にマサビエルの洞窟を模した噴水が設置され、洞窟が完成した。1942年11月1日、アルフレド・イルデフォンソ・シュスター枢機卿によって聖別された。

1943年11月、第二次世界大戦の空爆により、建物は構造と調度品に大きな被害を受けている。教会は改修され、オルガンとヴェローナ産の赤い大理石でできた堂々とした説教壇が設置され、1957年5月25日には、大きなフレスコ画のドームの建設が開始された。

 

 

そして、ヴィア・クルーチス(十字架の道行き)の絵はどれも素晴らしいが、こちらの絵は訴えてくるものがあり、この教会に来るたびにまじまじと見てしまう。

 

 
今日は7回ミサが行われ、夜、最後にロウソク行列が行われた。午後にはミラノ大司教のミサがあったが、さすがにその時間は仕事があったため行けず。11時半のミサに友人のご主人で元スカラ座のテノール歌手が歌うと聞いていたので、その時間に出かけた。
 
ところで、ミラノ大司教区は大きく分けて7つの司牧地域に分かれるが、その一つのミラノ市は更に19の小教区にわかれ、その内 'San Siro - Sempione - Vercellina'小教区の教区長による司式であった。
 
お説教の中で、いかに病者に寄り添うか、その「わかちあい」が病者に希望を与える、とあった。
 
周りには、病気、特にがんと闘っている人、また認知症を患い、恐怖心やストレスがマックスで、孤独感や疎外感を抱いている方もいらっしゃる。
 
認知になるとその人の本質が出る、と言う方がいらしたが、実際自分が将来的にどうなるか全くわからないし、そうだとしたら、ある意味恐ろしいと思った。
 
しかし、別の友人に言われたのは、生きていれば、皆必ず老化の道を辿るわけで、人生良し悪しではなく、その人を丸ごと肯定することが大切だと...。それは、その人の存在そのものを認めることだ。
 
大切な人に対して、まるごと肯定的な目で見ることができるだろうか?頭でわかっていてもなかなかできないかもしれない。自分に対してもそうだろう。
 
いつ自分も大きな病気にかかるかわからない。その時、自分はどう感じるのだろう?家族や大切な人がかかった場合は?そんなことを想う一日であった。
 

 

 

私たちは誰一人完全ではない。欠けているところを、恵みで満たし、癒して下さるよう聖母マリアのお取次によって祈ります。


また病床にある人々の上に神様の豊かな慰めがありますように。

 

今日の一句 

恵みたもう 愛のみ母 アヴェ・マリア