エピファニア 2025 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

1月6日はカトリックでは、『御公現』または『エピファニア』と呼ばれる祝日に当たる。

 

エピファニア"Epifania"という言葉は"Rivelazione"(真実が明かされる)、"Manifestazione"(現れ)という意味のギリシャ語"Epifaneia"に由来する。 

御公現は イエス・キリストが生まれてから最初に拝みに来たのは、ベツレヘム近くに住む貧しい羊飼いであるが、聖書によると、それからまもなく東の国の博士たちも「贈り物」を持って拝みに行くことになっている。また、キリストの洗礼、カナの婚礼における最初の奇跡など、キリストが人々の前に公に姿を現されたことを記念し、イエスを通して神の栄光がすべての人々に現れたことを祝う。

 

 

日本では昨日のミサが「エピファニア」を兼ねていたようだが、イタリアでは今日は「エピファニア」の祝日でミサも行われた。

 

また、ミサの間でその年の復活祭が発表された。今年2025年は4月20日

 

その告知は、エピファニアのミサでは普通のこと?と思っていたが、どうも日本では行われていないらしい。ミラノのアンブロジアーノ典礼ではエピファニアではその年のパスクワ、つまり復活祭の日時のみが発表されるが、ローマ典礼では、復活祭前の40日である四旬節が始まる「灰の水曜日」、そして復活祭40日後にあたる「主の昇天」及び50日後の「聖霊降臨祭」の日程が告知されるそうだ。いずれにしても、どれも春の満月に基づく復活祭と連動する移動祭日であるので、毎年日にちが異なる。
 
午後からは、在ミラノのママ友との新年会が行われた。総勢10名。どれも手の込んだ手料理ばかり。何年振りかに黒豆も頂いた。「失敗して硬くなっちゃった。」と友人は言っていたが、私の母の手作りの黒豆は少し硬めであったので、逆にふっくら柔らかい黒豆は苦手。なので、非常に嬉しいものであった。笑
 

 

 

 

ラクダ型のパイ。サクッとして非常に軽いものであったが、そこにマスカルポーネのクリームをかけて頂いた。非常に美味であった。
 
また、友人のお孫ちゃんが作ったというお菓子の家。クッキーからすべて手作り。「ヘンゼルとグレーテル」のようだ。と思ったが、あの物語は、実はかなり恐ろしい内容だった記憶がある。

 

 

 

それにしても、よく食べ、良く笑い、良くしゃべった。実際ワインは、それほど飲まず、水ばかり飲んでいた。考えてみれば、正月もそれほどワインは飲んでおらず。飲まなきゃ、飲まないでいられるんだな。笑

 

いよいよ、明日から仕事と空手の日常生活が再開する。

 

あっという間の冬休みであった。

 

今年も気合を入れて頑張ろう。

 

 

今日の一句

休み明け 仕事始めは 千本突き