2024年を振り返って ~ 空手編 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

2024年も残すところあと3日となった。

 

以前、あるイベント終了後、反省会をしようとメンバーの1人に促すと、前に進んでいくためには振り返ることは無用、といわれ反省会は行われなかった。

 

私は重箱の隅をつつきたかったわけではなく、次回、より良いイベントにするためには、良かったところはたたえ合い、問題点というよりも、無駄なものは削り、足りないものは、何を付け加えるか、皆で考えたかったのだが、思いは通じず、一人反省会。笑

 

いずれにしても、よりよく生きるためには、反省というか内省は必要。過去の出来事も、様々な視点から俯瞰して捉えるとポジティブな要素が見えてくるはずだ。

 

…というわけで、2024年を振り返ってみた。今日は空手・指導編。

 

稽古も指導が中心になると、自分の練習がおろそかになりがちだが、そこは黒帯。自分で時間を見つけて、打ち込んでいくしかない。

 

それなのに、「忙しい」から、「歳」だから、といって練習出来ない言い訳する色帯の人たち。誰に言ってるんだ?!苦笑

 

空手に限らずどんな場面でも必ず言い訳を準備している人がいる。老若男女限らず、プライドが高いからか?逆に怖いから、なのかどうなのだろう?

 

しかし、武道では、困難な状況に直面しても逃げないことが重要だ。言い訳なんて御法度!言語道断!


逃げずに、試練や困難を避けるのではなく、正面から向き合うことが大切。

 

「でも」「だって」「難しい」「忙しい」口に出されようものならカチンと来る。出たよ、言い訳!こっちも皆忙しいわけよ。アラ還で体力ギリギリの中、必死なわけ!と言いたくなってしまう。


そして何かを頼まれたらすぐ返事!気づいたら走る!

 

これは武道においての基本の基本。多少空手が下手でも良いわけよ。言い訳するなら体を動かせ!

 

それにしても、空手というのは実にストイックな武道だと思う。耐え忍ぶ精神。だからこそ「道」なのだ。

 

積小為大。

 

好きな言葉。「毎日毎日の小さな努力の積み重ねが大きな成果につながる」という意味の二宮尊徳(金次郎)の言葉だ。

 

時にアプローチを変え、またあの手この手でモチベーションを引き出す。

 

来年もまた忍耐で頑張ろう。

 

日々精進。

 

今日の一句

指導して 教えて頂く 人間道