12月になるとミラノの街はイルミネーションに溢れ、子供たちはバッボ・ナターレ(サンタ・クロース)に、手紙を書き、プレゼントが届くのを楽しみにする。
ちなみに現在ミラノのドウモ広場にクリスマス・ツリーが設置された。
ミラノでは、伝統として、ミラノの守護聖人である聖アンブロジウス(サンタンブロージョ)の祝日(12月7日)の前日6日の夕方17時に点灯される。
ところで、我が家の子供たちも手紙を書いたバッボ・ナターレの便箋が残っていたので、シッター先のツインズたちに持って行った。
幼稚園でもバッボ・ナターレの話題が出ているはずだ。とは言え、先週私が幼稚園へ迎えに行くと、次男はクラスメイトの女の子に「バッボ・ナターレっていないって知ってる?」と言われていた。あちゃー!その年齢で言っちゃうの...?と思ったが、当の本人には聞いていなかったか?または聞こえてなかったのか?無反応であった。笑 一応、帰宅してママさんに報告すると、呆れていた。苦笑
と言っても、彼らの家はママさんがベルガモ、パパさんはクレモナ出身。あの近辺は、バッボ・ナターレよりもサンタ・ルチアの方が信じられており、サンタ・ルチアの祝日(12月13日)にルチアが良い子にプレゼントを持ってくるという伝承がある。
そして、ママさんが子供の頃やってきた通り、子供達に手紙を書かせて、ベルガモのどこかに設置されているポストに来週投函しに行くそうだ。
しかし、それはミラノではあまり知られていないから、ミラノに住みつつ、しかも子供たちが幼稚園や学校に通っていると、サンタ・ルチアに〇〇をもらった〜!と言っても、何それ?しら〜っとなりかねない。
肝心なプレゼントは、親類でもサンタルチアはなく、クリスマスだけプレゼントする人も居れば両方をくれる人もいるらしい。私は間に合えばサンタルチア(12月13日)に渡し、間に合わない時はクリスマスにと言ってママさんに託すが、物質、とくにおもちゃが溢れるのはどうかなあ?と思う。本来のクリスマスの意味を押し売りする気はないが、クリスマスの前にプレゼントを開けて遊んでしまうと言うのもな…とは思ってしまう。
しかも、その時は遊ぶが、呆れば見向きもせず、下手すれば壊される。本もボロボロ。綺麗な状態だと今年生まれた従兄弟に行ってしまう可能性も....ちょっと待ったあ....本当は人にもらった(人ではないことになっているが!)プレゼントは大切にしようよ!と思う。
良い子じゃないとバッボ・ナターレもサンタ・ルチアもプレゼントはしてくれないよ!プレゼントも使ったらちゃんとお片付けしているか、遠くから監視されているんだよ!とじわじわ脅迫。爆
親も、学校も教えないなら、誰が教えるの?私??? いつ?今でしょ‼苦笑
ちなみにツインズはバッボ・ナターレに、立体駐車場のおもちゃ、三男はボールを頼みたいんだそうな。私にバッボ・ナターレに手紙を書いてくれ、と言ってきたが、絵でもいいんだよ、と言った。ママさんは近くにいたが無反応。多分アンチ・バッボ・ナターレか...。
私は、自分にご褒美。バッボ・ナターレじゃなくて、友人にオリジナルスカートをオーダーした。爆
届くのが楽しみだ。
今日の一句
プレゼント 大切なものは 目に見えない


