先週、空手の師範が来伊され、既に昨日帰国されたが、怒涛の一週間だった。
大抵師範は、週の始めの稽古日である火曜日にミラノ入りされ、時差ボケの中稽古に来られ、昇級対象の上級者の審査が行われ、通常稽古のない日に、特別稽古。そして金曜日の稽古は2箇所で行われるため、毎回決まった支部へ行かれ、土曜日も稽古、昇段者の審査。最終日に大会が開かれるので、ぶっ続けの稽古となる。
今回黒帯と古武道の特別稽古では、参加者は決まった顔ぶれの少数ではあったが、空手の型は2型。棒術は一型新たに習うことになった。
何度も何度も師範と一緒に繰り返し打ち、「はいやってみよう!」と記憶を頼りに打ってみる。部分練習から入るとわかりやすいが、いざ繋ぐとなると点と点が繋がらない。
帰宅して、ビデオを検索して見たが、どれ一つとして同じもの、私たちが習った物はない。次の日も師範と一緒にやって、そうだったわ、こうだったわ...と思うのだが、いざ「はいやってみよう!」と言われるとまた、はて?この続きはどうだったかな?の繰り返し。
ビデオを撮るのは良くないと言われ、記憶力が更に悪くなった昨今、必死だ。確かにビデオを撮り、またYouTubeなどで習うのは、逆に体にしみてこない。目に焼きつかせ、体に染み込ませて行くうちに、何かに気づく。
2日目の夜、習ったものを全て箇条書きにし、次の稽古の合間にメンバー間で、実際動いて型の確認をした。あとは繰り返し打ち、練り鍛えて行かなくてはならない。それこそ「千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす」だ。
毎回、師範が来られると、空手の技的な話よりも、内面的なもの、そして「生き方」に通じる話を黒帯に伝えて行かれる。特に今回は「感性」をいかに理解するか、ということだった。人間の潜在能力は大きい。それをいかに引き出すか...「武道の探求」そして「武道の魅力」。大きな課題、テーマを改めて感じた。
ところで、大会当日は、なぜか緊張しすぎて、早起き。家にいても手持ち無沙汰で、早く家を出たが、時刻表を見て行ったがバスの遅れで19分待ち!それでも早くつきすぎてしまい、道場は開いておらず、しばらく道場前で編み物をしていたが、トイレに行きたくなり、近所のバールへ行った。
開場、会場作り。日本だと自然に先輩・後輩ではないが、「気づいて動く」事ができるが、イタリア人はなかなかそうはいかない。「テーブルいくつ、椅子いくつ持ってきてー!」床に雑巾を並べ、子供達には、「走れ〜!」と雑巾掛けを促す。終了後も同様。めっちゃうるさいおばちゃんだと思われているだろうが、彼らが自然に動けるまで私はうるさいおばちゃんに徹しなければならないだろう。苦笑
肝心な大会の方は、ペア型、個人型、支部対抗戦とアラ還のボロボロの体(現在肋骨負傷中)に鞭打って型を5回打ち、翌日以降じわじわあちこち痛んでいる。涙 しかも先週はショペロで仕事の往復10キロを歩いているのだ! しかし、家庭では痛いとはいえず、何食わぬ顔をしている。(ここで書いてりゃ意味ないが!)武士は食わねど高楊枝か…苦笑
また次のステージに向けて日々精進。
今日の一句
学ぶほど 課題が増える 空手道

