イタリア語でストライキの事を"sciopero"ショペロと呼ぶが、月に1-3回の頻度であるだろうか?しかも金曜日が多い。
ミラノの交通機関の場合、大抵8:45ー15時まで止まり、一時解除され、18時から再び終日運休。タクシーなんぞ捕まらない。ちなみにタクシーのショペロの日もある。
ショペロは労働条件の改善などのために数ある労働組合が予定して行うのだが、利用者、関係者としてはかなり不便、迷惑を被る!
イタリアの新聞・il sole 24 ore (イル・ソーレ・24オーレ)によると、昨年2023年の交通機関のショペロ数はなんと1,649件(2022年は1,618件)が宣言され、そのうち1,129件が実施されたという。(2022年より1件多い)
639件は旅客輸送(航空、鉄道、船舶、地方公共)であり、ショペロは449件(ほぼ40%)行われた。「前年と比較して実質的に安定した傾向」であり、「10年単位で見ると明らかに減少している(2012年は2,330件の宣言、1,375件のストライキが実施された)」というが、日本人の感覚からすると不思議でたまらない。
なぜ、イタリアやフランスを始めヨーロッパの国々ではストライキが多いのか?第一には、労働者が労働条件や賃金などの改善を求めるためだろう。 また、労働時間の短縮や労働環境の改善、労働者の権利の向上なども考えられる。
そして、全国的に行われるSciopero Nazionaleや州ごとに行われるSciopero Regionaleなどがある。また、労働組合ごとに行われるショペロがあり、継続時間も4時間と短時間のものから、24時間と長時間に渡るものまで様々。しかし、公務をストップさせ、国民に悪影響をもたらすってどうよ!
現在の日本でストライキが少ないのには、労使協議の定着。ストライキの武器を背景とした団体交渉よりも、相互理解に基づく合意形成の場が重視されている。
…と前置きが長くなったが、今日は0時から23時59分までの24時間、全国的なショペロが計画されていた。これは、労働組合であるCub Trasporti, Sgb, Cobas Lavoro Privato, Adl Cobas, Filt-Cgil, Fit-Cisl, Uilt-Uil, Faisa-Cisal, Ugl-Fnaによって「保証期間を尊重せず、全国的なデモを伴う」闘争を行うと前もって宣言されていたのであった。
イタリアの各都市では、バス、地下鉄、トラム、ローカル線が運休となった。ナポリでは交通が混乱し、ローマではテルミニ駅に待ち客の列ができた。ミラノとトリノでも地下鉄が止まり、フィレンツェとボローニャでも運行が麻痺した模様。労働組合の発表によると、労働者の団結率はピーク時100%、平均90%と、ほぼ全面的だったという。
普段だと、地下鉄は止まっても一本くらいは動いており、またバスやトラムは間引きでも走っていたが、今回はほぼゼロ。
14時からの仕事、普段だとM4が出来たので13時半前に家を出ると良いが、今日は前もって普段より1時間早く家を出たが、仕事先に行かれるのはトラムだけだったが、そのトラムが来ない!
停留所の電光掲示板には待ち時間がでず、携帯電話のアプリにも出てこないので、30分待ったところで、歩き出した。しばらくして、がらすきのトラム一両だけで反対方向に来たが、サンシーロに行って折り返してきたところに乗れるか?と期待しつつ、歩いていたが、結局抜かされることはなかった。大股で歩き40分かけて、結局仕事先まで歩いてしまった。
問題は帰りだ!地下鉄は保証されていたのは、M4のリナーテ空港―サンバビラ間のみ。バスやトラムは間引き運転とアプリに出ていたが、日中走っていなかったのだから、まず期待は出来ないだろう…と思いつつ、空手の稽古に出かけた。
念のため、夫にメッセージを送ったが、今日から出張だった。あちゃ~。期待した私がバカだった。
結局帰りも再び徒歩。日中、夕飯を作って出かけたが、夫は不在。次男も夕飯要らないよ、とメッセージが来た。嗚呼…歩いて帰るのなら、何か食べてしまおう!スーパーに寄ってサンドイッチを購入し、頬張りながら、徒歩…とほほ。結局バスの始発駅にも着いたが、走っておらず。
もう歩いているんだ!そして、自分にご褒美!ジェラートを食べてしまえ!
ピスタキオとストラッチャテッラのダブル。胸やけはしなかったが、かなり濃厚だった。

