今が旬 〜 アボガド | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
メルカートに行くと、アラブ系の八百屋の屋台のアボガドが安い!そこそこ大きくても、一つ1ユーロ。3個で2ユーロと言った感じ。そしてそこに屯っているのはアラブ人女性のみ。
 
調べてみたら、アボカドは実際には中南米の代表的な植物だが、意外に知られていないのは、イタリアのアボカドの旬は10月から4月で、品種によっては5月までのものもある。

 

この期間外に食べるアボカドは、ほぼ間違いなく他国、たいていは南米から輸入されたものだというではないか!

 

イタリア人はこの旬の時期にはアボガドは食さない?

 

アボカドといえば、森のバター。栄養価が高く、ねっとり感からそう呼ばれる。


『世界一栄養価の高い果物』としてギネスにも認定されており、ビタミンEを始めとする豊富な栄養素と食物繊維が含まれている。

 

また、アボカドには、血管、神経、免疫系統、骨の健康の維持に欠かせないミネラルである栄養素である銅が豊富に含まれている。

 

アボカドの食物繊維は心臓病、肥満、2型糖尿病のリスクを軽減する可能性があり、 またお通じも促してくれるそうだ。

 

ところで、この時期『疲れが取れない』『だるさを感じる』と言う人も多いのではないだろうか?寒暖の差や、ましてや冬時間になったミラノ。たかが1時間、されど1時間である。

 

エネルギーの代謝が落ちていることも確実だ。

 

私たちの体はエネルギーの代謝が悪くなると疲労を感じる仕組みになっているという。

 
そこで、エネルギー代謝を助ける働きがある言われるのが栄養素がビタミンB群なのだが、アボカドは果物の中でもトップクラスのビタミンB群を含んでいる。


特に注目したいのが、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6 の3つ。

ビタミンB1
(運動後の疲れや、集中力不足に効果的)

ビタミンB2
(ストレスに効果的で、生活習慣病の予防にもよいとされる)

ビタミンB6
(倦怠感に効果的。炎症を抑える効果もある)

これらのビタミンは水溶性でもあるため、調理を必要とせず、そのまま手軽に美味しく食べられるアボカドは、まさに疲労回復にうってつけの食材!

 

私は常にワカモレにして、トーストやパニーノにはさんで食す。ゆで卵やスクランブルエッグも一緒に挟むと栄養満点。

 

また種が増え、アボガドの鉢が増え始めている。苦笑


『最近疲れが取れにくいな』と感じたら、常備したアボカドで体の調子を整えてみてはどうだろうか?

 

 

 

 

今日の一句

森のバター 食べて健康 植えて楽しむ