暖房が入った! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

雨が続き、洗濯物は家の中に干しているが、まあ乾かない!
 
しかも先週長男が帰宅し、洗濯物が一気に増えた! 我が家の男ども、皆185センチを超える長身で、着ている物も大きいから洗濯に出されても、すぐ乾かず困ってしまう。
 
ちょっと晴れ間が出ても、近所は杉?の花粉でバルコニーや歩道は真っ黄色。落ち落ち洗濯物も外に出せない季節。
 
今朝、次男に「大学の後にバイトに出かけるが、仕事用のTシャツがない!」と大騒ぎされ起こされた。数枚洗ってあったが、どれも生乾き。除湿器を置いて家の中に干しているが、微妙に閉めっぽいので、ドライヤーで乾かし、アイロンをかけた。
 
ふと耳を澄ますと、家じゅうからかすかにスーッとという音がしているではないか!
 
アパートの暖房が入った!リスカルダメントと呼ばれる暖房を触ったら少し暖かくなっていた。そこは、オンオフを自分で調整できるもので、バルブを捻って暖房の温度を調整できるのだ。
 
ちなみに、イタリアではこちらの地図のようにゾーンがAからFまで分けられており、リスカルダメントが入る時期と一日の使用時間が決められている。
 
Accensione riscaldamento 2024 in Italia: regole, tempistiche e multe. Tutto quello che c’è da sapere
 

zona A 12月1日~3月15日 1日6時間

zona B 12月1日~3月31日 1日8時間

zona C 11月15日~3月31日 1日10時間

zona D 11月1日~4月15日 1日12時間

zona E 10月15日~4月15日 1日14時間

zona F 制限なし

 
ちなみにミラノはEゾーンに属する。(数日のズレは普通。爆)
 

2024年度の設定温度は19℃を保つように決められている。±2℃は許容範囲なので、暖房の設定温度も17~21℃にしておくと良い。

 
話は基、とにかく洗濯物が乾かず、今や我が家の居間は物干し場と化している!
 
実際家の中が寒くてたまらない、と言うほどではないが、これで多少洗濯物を乾かすことが楽になる。
 
とはいえ、空手の稽古では常に裸足なので、道場によっては、冬の床は非常に冷たい。特に日本人学校の体育館は床暖房が入っているが、入っていない場所は非常に冷たく、今まで暖房が入っていなかったので、急激に足元から冷えを感じる日々ではあった。しかも、指導で自分がそれほど動いていないと、帰宅してどうもひざ下がだるいな…と思っていると、筋肉が硬くなっており、放っておくとすぐに腰から、背中から凝り固まってしまう。
 
ところで、冷えといえば、やはり朝方トイレに行きたくて目が覚めるが、シッター先へ行くと、双子たち二人がほぼ毎日おねしょをしているではないか!…その度にベッドのシーツをかえなければならないが、あれ?今日は一人か…と思っていても、洗濯物をチェックすると二人分パジャマのズボンがびっちょびちょ。では起きてから、トイレに間に合わなかったのか?と思うと、どうも親のベッドに移動して寝ている間に漏らしてしまうらしい。洗濯物の入ったかごを開けると、ほぼ毎日アンモニア臭がするからたまらない。久々キンカンの匂いを思い出したわ!苦笑
 
子供が小さくても毎日の大量の洗濯物。乾燥機があるから良いが、一日中乾燥機が回っているが、アイロンがけが追いつかない!冬の間はオムツして寝てもいいんじゃないの?勘弁してよ!
 
洗濯、乾燥機、食器乾燥機が回っていながら、アイロンを使うから思わず電気が飛んでしまう日々…。あちゃ~。
 
汗はかきづらい季節だし、外遊びはしないのだから、子供が小さいとはいえ、洗濯物は少なくしてほしいわ。それは我が家も一緒。
 
あっという間に11月、12月になってしまうのだろう。そういえば、先週あたりから蚊を見なくなっただろうか…と書いていたら、目の前にいた!しぶとい!
 
今日の一句
夜、暖房 切れて寒くて コート着る