タータ日記 〜 その111 新学期とショペロ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

ついにツインズと三男とのタータ生活が再スタート。

 

 夏休み明けから、ママさんはほぼ毎日出勤。なので彼女と顔を合わすことは少ない。

 

家は相変わらず凄いことになっているが、やはり仕事と家庭の両立は大変。しかも3人の幼児を抱えての生活は、それだけでも心身共に絶大なエネルギーが必要だ。

 

母親の器用さ、不器用さ、それに寛容さと言うか、肝の度量?と言うかなんと言うか、それによっても、かなり差が出るものだろう。もちろん夫なりパートナーの理解や手助けも重要だ。もちろん祖父母のサポートや場合によっては、お金を払って雇うタータやお手伝いさんも重要だが、やはり実質的な手伝いはなくても、夫やパートナーの精神的サポートは大切なのでは?と彼らを見て思う。日本ではそれを母親1人で抱えている人も多いように思えるし、私も実際そうだったが。

 

子育ては自分育て。夫に対しても同様、たまには自分の言動を振り返り、反省しつつ歩むことで人間の成長に繋がるのだなあ...と今更ながら彼らを見て考えることが多い。

 

そう思うと、「自分だったらそうはしない!」と言う基準は捨て、「そりゃないじゃん!」とは思いつつも、この人は成長過程。きっと何かと気づく日が来るだろうと構えることが出来るようになってきた。決して上から目線ではないが、その人の「性格」やら「特徴」をまず弁えれば、頭には来ないと思うようになった。それを仕方ない、と片付けてしまうには、これまた上から目線のようで、矛盾している気もしなくはないのだが。苦笑

 

ところで、週明けの今日、仕事に出ると、前夜クレモナから民族の大移動(!)をしてきたままの荷物やら、おもちゃやら朝食を食べたままのテーブル、配達があった食料品の段ボールのカオスの中に次男がいた! そこで音量は低かったが、テレビがつけられたままであった。

 

ちなみにパパさんは私の到着までは、カオスの中一緒に居間で仕事をしていたようだ。

 

「どうしたの?」

「ヤッホー!T子遊ぼうよ!僕、具合が悪いから幼稚園には行ってないんだよ!ゴホっ、ゴホっ」。とわざとらしい咳をする次男。苦笑 全然元気そうに見えるんですが....

 

「ちょっと待ってね。一個ずつ片付けるから。」

 

足の踏み場が見えてきてから、不織布でできたバッグに塗り絵を勧め、彼は喜んで遊んでいる合間にざっと掃除をし、洗濯をした。

 

塗り絵の画像は撮り忘れたが、この数ヶ月でかなり丁寧に色を塗ることが出来るようになった。しかもペンで、「赤とブルーを重ねるとヴィオラになるんだよ!」「黄色とブルーを重ねるとね...」と得意げに教えてくれた。

 

「できたバッグをパパに見せてくる!」と言うから、「パパはお仕事中。後にしようね」と言った。流石にママさんが不在だとそうは言わないが、小さな紙に「マンマへ」と書いてくれとせがまれた。しかもマンマの絵も描いて欲しい、と。「マンマはベッラで、優しくてブラーヴァ」だって書いて!と。さすが発想がイタリア人だ。

 

ところで、今日はショペロ。ゼネストが予定されており18時から、ATM(ミラノ交通)が止まる予定であったが、何が止まるのかは、その時間にならないとアプリに発表されない、厄介なもので、大抵は金曜日に行われるのだが、いきなり新学期の初日である月曜日に行われた。

 

数日前から地下鉄内でアナウンスされていたが、「18時から」と言うことでいかにも大きな影響はない言い方に聞こえ、腹がたった。

 

保育園は必ずショペロのある日は、職員が帰れなくなるから、と言って普段の時間よりも早く園を閉める。それをママさんに伝えたら、「私は仕事があるから」と一言。だから私は予定通り19時までいて頂戴、と言うことなのだろう。ちなみにママさん、パパさんの職場は徒歩圏内だからショペロは関係ない。

 

しゃーないわ〜。臨機応変に対応、帰宅するしかない。

 

17時過ぎに三男と長男をピック。帰宅して幼児3人相手、1人はパズル、1人は折り紙、1人は肩車して〜と幾つ体があってもたまらない。

 

案の定、18時数分前に、18時以降終点地到着とともに全地下鉄停止のアナウンスが入った。バス・トラムは間引き運転。アプリを見て、どのラインで帰るか、掛けるしかない。

 

仕事場から徒歩15分くらいのところに、サン・シーロ方面へ向かう16番トラムがあるが、以前ショペロのあった日の空手の稽古の帰り、徒歩で帰宅しかないか?と思ったら、5分後トラムが到着ということで、思い切りダッシュしてトラムに乗ったことがある。

 

しかし、今回は2分後と表示された。どう考えても無理だわ。そのうちIn Arrivo、まもなく到着と表示された。そうなるとその後30分以上トラムはやってこない。仕事場の近くにある停留所に着くと、ミラノの南西方面へ向かうトラムが7分後到着とあった。それに乗って、途中から徒歩にすれば少なくともまともに徒歩で帰るよりは距離が短くなるだろうと思いそちらを選択。

 

とは言え、思い切り混み合っていた。しかもここはどこ?と言うような外国人ばかりで、締め切った車内は蒸し暑く、汗や体臭やらタバコの匂いが漂い、しかも携帯で大きな声で話す人も多く、気が滅入った。しかもいまだに抜けきれていない時差ぼけ。頭が朦朧としてきた。

 

仕事が終わった時点で夫に電話して、まだ会社か家に向かっている途中であれば迎えに来てもらえないか?と思ったが、既に帰宅していた。しかし、迎えに出ることを躊躇。(そういう声)じゃあ、どこか近くになったら電話するわ、といってトラムの乗車距離が半分以上になったので、電話をするが、出ない。やっとつながった時は、トラムを降りており、歩き始めていた。

 

これから向かう…ということだったが、もうふらふら。夕飯はご飯を炊き、シチューのホワイトソースを入れる直前まで作っておいたので、すぐに夕食にありつけた。

 

いつまで時差ボケが続くのか…眠い。やはり寝ないと体は持たないわ…体力勝負の日々。

 

今日の一句

ツインズに もみくちゃにされ 日が暮れる