Home Sweet Home 2024 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
3年ぶりの帰国。
 
ミュンヘン及び大阪での乗り継ぎではどうなるかと思ったが、無事帰宅。後から知ったが、今朝の大阪出発便は、雷雲接近に伴う航空路混雑や地上作業停止等の影響により、遅延・欠航・他空港への着陸や出発地への引き返しなどの影響が発生する可能性があると連絡が入っていたようだった。
 
ちなみに羽田に着き、実家周辺で大雨にあったが、到着すると直ぐに止んだ。
 
それにしても、出発前から寝不足だったので、ミュンヘンを経ち昼食後暫くして寝落ちたようだった。普段、機内では5-6本映画を観るが、今回は3本、そのうち2本はウトウト状態であった。
 
監督・是枝裕和 × 脚本・坂元裕二 日本屈指の映像作家&ストーリーテラー、夢のコラボレーション実現! 映画『怪物』 誰もの心の中に潜む「怪物」。考えさせられる作品であった。ミラノでもこれから上映される。
 
駅で病院帰りの母と待ち合わせ。遠くからも母だ!とわかった。70代までは颯爽と歩き、明るい色を着こなしていたが、以前よりも背が低くなり、歩き方がお年寄りになっていた。自分の将来を見るようでドキリ。
 
一緒にお昼を食べてから帰宅。家の中は長男の物が増えていた。ちょっと滞在許可の問題でミラノに戻りそのまま半年以上滞在。仕事で8月に帰国するが、また秋にミラノに戻るらしい。まあ母に余計な心配やら気を遣われるよりは安心だ。
 
荷物を片付けていたが、暑くてだるくて、何気に横になったらそのまま爆睡。いびきをかいていたと言う。相当疲れていたんだな。シャワー浴びたかったが、頼まれてきた郵便物の投函があり、宅急便の営業所とコンビニに出かけた。
 
コンビニのキャッシャーは外国人だった。支払いが現金❌と書かれていたので、来る時に入れてきたパスモのアプリを開こうとして、手間取っていたら「現金でいいですよ」と言われ、切手も貼りやすいように水つけが簡単にできる「切手ぬらし器」を出してくれた。彼にとってはあくまでもサービスだろうが、そう言うことには長年慣れていなかったため「ご親切にありがとう」とあちこちで言ってしまう。年寄りか?爆 また切手を貼る位置に戸惑っていると、「ここですよー」と教えてくれた。ああ、もう浦島太郎ならぬ浦島花子。やることなす事ギクシャクしてしまう。余談だが、その頼まれた手紙には受取人の名前(もちろん日本語で書かれていた)の後に住所が書いてあった。頼まれた時封筒を見てもなんとも思わなかったが、徐々に日本の習慣?常識?がずれてしまうんだな。苦笑
 
スーパーで買い物。アプリでの支払いを試してみたかった。よしよし!これで交通機関の乗り降りで慌てないぞ!
 
そして夕食が近かったが、スーパーのイートインコーナーで誘惑にあい、クリームソーダを頼んでしまった。
 

 

思わず家族チャットに画像を送付。イタリアだったら2ユーロだよ、2ユーロ。体にはよくないが、たまに無性に食べたくなる。あのSagamiにもコーラフロートやコーヒーフロートはあっても、クーリソーダはない。余談だが、炭酸飲料以外のドリンクにアイスクリームをのせたものが「フロート」と呼ばれている。

 

夕方7時はかなり暗くなっていた。

黄昏。郷愁を注がれる言葉だな。

 

 

帰宅すると、私の大好きなカツ丼とおからの煮付けが出来ていた。速攻でトマトサラダを作り、翌日からのファイトケミカルスープも煮込んだ。

 

今日の一句

母との時間 安心感を 噛み締める