空手道全国大会 2024 ~ −49日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この夏、帰国し5年ぶりに所属している空手の全国大会に出場するのだが、気づくと開催まで50日を切っていた。

 

今回は全カテゴリーで1000人以上の参加者がいるそうで、驚いたことに、50歳以上の出場者は、級の部が37名。段の部はシニアが44名、ミッドシニア、グランドシニアが53名。どうも私は既にミッドシニアに属するようなのだが、5年前の2倍の人数だと言う。その殆どは師範以上なのか?

 

私は態度が大きいのか?貫禄だけはあるのか?(苦笑)色帯の時から良く黒帯に間違えられたが、黒帯としてはまだまだひよっこ。内心ビクビク。(でも周りには心臓に太い毛が生えていると勘違いされている!)

 

ところで、自分の稽古というよりは指導があるので、稽古は週3回、日本の師範とのオンライン稽古がある時は週4回あるが、以前に比べたら練習量はグッと減った。とは言え、唯一腕立て伏せ、腹筋などの鍛錬は他門下生と一緒にやっているので、一年前の骨折時に落とした筋肉は完全に回復しているし、整体に行く回数も減り、また正座が出来ないほど、膝の調子が悪くなることもなくなった。

 

強いていえば、正座の際、足首と言うか甲が痛むのは、確実に足首を動かす量が減り、関節や周辺組織の柔軟性が失われ、可動域が狭くなっているのかもしれない。

 

思い起こせば、膝の故障で足を引きずっていたり、どうしても稽古に出られないことが何ヶ月もあった。

 

「道場から離れろ」「一度空手を忘れろ」と師範に何度言われた事だろう。その度に悔しくて涙した。(どんだけ負けず嫌いなんだ?!)

 

空手を始めた年が遅いが、そんじゃそこらのアラ還よりずっと体力も気力もあるとは思いつつ、スピードもキレも落ちるばかり。

 

ところで、イタリア本部では、初段審査の時、『私にとって「空手道」とは?』と言った作文を課題として書く。その作文は初心に戻るため、いつも稽古バッグに自分のマニュアルと共に持ち歩いているが、今回それを読み返し、空手を続ける「意味」を黙想。

 

この年になったら、あまり「勝ち」「負け」にこだわりたくない。ただ自分に積み重ねて来たものを出すだけ。

 

と言いつつ自分の型のビデオや画像を見るとゾッとする。そんなレベルなんだ...と。

 

あと49日。心を落ち着かせ集中集中。

 

今日の一句

目の前の 事だけ集中 結果自然成