ケモノミチ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

6年ぶりに、レオさんこと、太鼓奏者の衛藤レナードさんのコンサートに出かけて来た。

 

 

世界を舞台に活躍されておられるレオさんだが、一度ミラノでのコンサートに出かけたことがあるが、そののち偶然イヴェントで遭遇。意気投合し、その翌日のワークショップとコンサートを観に行った。

 

 

 

レオさん的には4年ぶりのミラノだったそうだ。

 

 

2日続けてライブが行われているが、なんと無料!ほとんどの観客がイタリア人であった。


公演のタイトル「ケモノミチ」は、野生動物が通ることでできた道のことを言うが、「平穏無事な生活とは違う人生や生き方をする」という比喩でも使われるのだそうだ。


公演は、レッコを拠点にしている、「3匹の太鼓打ち」との共演。始めにキーボードが鳴り響き、これからどう展開するのか?と興味津々だった。
 
また、太鼓とダンスのコラボレーション。
 

そして、恰好いいレオさんの桶太鼓。まさに体と太鼓が一体化した感じ。80年代にレオさんが、韓国、中国、インド、プエルトリコに伝わる打楽器の奏法からヒントを得たそうだ。決してそれらを模倣するのではなく、馬皮を使用する日本の桶太鼓の音色とリズムを活かして新しい表現を生み出されている。

 

最後に英語でご挨拶。4年ぶりのミラノ。毎年来たい!と仰られ、拍手喝さい。

 

 

 

1984年より鼓童において演奏や作曲だけでなく、音楽監督として太鼓アンサンブルを確立され、1992年に独立。鼓童もイタリアでは大人気。ちなみに我が家の子供たちはモンテッソーリの幼稚園と上二人の子たちが小学校も出ているが、幼稚園時代、体育のクラスでは、「鼓童」好きの先生が「鼓童」の太鼓のリズムに合わせて、体を動かすことがあった。

 

レオさん、毎年ミラノに来てくださいね~。

 
今日の一句
和太鼓の 技の錬磨が 心に響く