タータ日記 〜 その101 おこもり | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

水曜日の午後に仕事に出かけるとシッター先の長男が家にいるではないか?風邪?!と聞くと、午前中幼稚園のトイレで転び、唇の下を便器にぶつけ3針縫ったという。

 

下唇だけ腫れ上がり、口が半分あいた状態でよだれが垂れる。Tシャツが濡れ気持ちが悪いから替えると言う。そんなんじゃ、何枚着替えてもびしょ濡れになっちゃうでしょ。スタイをつけさせようとしたが赤ちゃんじゃない!という。よだれが垂れそうな時だけで渡してふかせていた。

 

抜糸は来週の水曜日。それまでは自宅療養。月曜日のプールもなし。抜糸までの間、朝から1日出勤を頼まれた。

 

9時に家につき、次男、三男を保育園と幼稚園へ連れていく。その間、両親はすでに仕事に入っているため、長男はテレビの前に座らされている。

 

なので私が家に戻れば、彼の面倒を見なければならないが、さすがにテレビをつけっぱなしにさせておくことは出来ない。しかし、テレビやYoutubeなどに一度熱中してしまうと、引き離すのが大変!

 

あの手、この手で何かやりたいことを見つけさせ、テレビから引き離す。粘土遊び、レゴ、お絵かき、ドミノなどなど....一緒に遊ぼうか?というって声をかける。

 

ちなみに三男も保育園から帰宅すると、すぐに「カルトーネ!」アニメ、つまりテレビが見たい!と言う。放っておくとどんどんテレビに近づき、挙げ句の果てには、テレビの真ん前で見ている。目にはよくないし、麻薬状態になってしまう。テレビ番組だと一定の時間になれば、幼児向けの番組もなくなるが、Netflix だと好きな時に見られてしまうし、付け方はわからなくても、適当にやってついてしまうことがあるから、困りもの。

 

外に連れ出したいが、抜糸までは待った方がいいか。たまにツインズを公園に連れて行っても、遊具で遊ぶ事に慣れていないから10分やそこらで、〜が食べたい、疲れた、帰りたいと言い出す始末。帰りたくないと言って駄々をこねられるのも困るが、子供のうちから外遊びに興味がないのもどうなのか。

 

というわけで、あれやこれやと策を練る。自分の子供にそこまでとことん付き合ってあげたかなあ?と思う。

 

長男は、怪我をした初日は、痛みと共に精神的に打撃もかなりあったようで、ぐずぐずし、vai via! あっち行け!と私では埒開かず、マンマ、マンマと言ってた泣かれた。お昼寝もパパさんの仕事する横で寝てしまったくらいだ。結局お漏らしして、大泣きして目覚め、着替えも私ではどうにもならない状態で、ママさんが彼を外に連れ出し、ジェラートを食べさせ、おもちゃのトラクターを買ってもらって帰宅。

 

その後兄弟が帰宅した時の反応がすごかった。とくに口の達者な次男は、翌日私にベッタリで、「僕だって怪我をして、トラクター買って欲しいし幼稚園に行きたくないし、家にいたいと...。そりゃあママさんが、怪我をした長男につきっきりで、おもちゃまで与えられていたら、気持ち的には面白くないよな....。

 

怪我をして2日目、家遊びにもネタ限界。以前要らない団扇に、スーパーの広告でコラージュで遊んだが、それも剥がれて来てしまったので、新たに何かを貼ろうと私が折り紙を折り出し、長男に好きに貼ってもらおうとした。

 

 
 

手はベタついても洗えばいいのだから、木工用ボンドを厚紙に出し、手で触らせようとしたら、気持ち悪がられた。(外ではなんでも触って手を洗いたがらないのになあ。苦笑) では楊枝を持って来て、先につけさせ、糊付けを教えたが、どうしても指についてしまう。その度に手を洗いに行ったり、ウエットテイッシュで拭いていた。

 

はさみを使わせようとしたが、まだ4歳弱。大人のはさみだと難しいか?

 

image 結局私が95%くらい作ったのだが(爆)彼曰く、画像のカタツムリは左からノンノ・ルマーカ(おじいちゃん)、マンマ・ルマーカ(ママ)そしてバンビーノ・ルマーカ(子供)なのだそうだ。それでも気に入ってくれたようで、ずっと手にしていた。

 

そして、帰宅した次男がまたまた、僕も欲しいと…。なんでも僕も僕もで大変だ。

 

さあ、来週幼稚園に戻るまで毎日何をしようか…。

 

今日の一句

お昼寝に 付き添い自分が 先寝落ち