5月1日。イタリアはメーデーは休日。前夜は空手の稽古で帰宅が遅かったので、休みというだけで気は楽。
とはいえ、友人のお子さんの初聖体があり出かけてきた。曇り。天気予報では雨は降らないとあったが、雲行きが怪しかったので折り畳み傘を持って出かけた。
薄着で出かけてしまい途中から寒くなった。式典が終わった途端案の定、雨。
この時期、二十四節期は「穀雨」に当たる。
穀雨とは、地上にある沢山の穀物に、たっぷりと水分と栄養が溜め込まれ、元気に育つよう、天からの贈り物でもある恵みの雨が、しっとりと降る時期。
この時期は、茶摘みが始まるお茶農家や、苗代を仕込む米農家にとって大事な時だ。
しかし、寒い。暖房は4月の8日に切られているが、入れればまだ入る状況だ。
春の柔らかな雨に大地は潤い、新芽や若葉はぐんぐんと育つ。若葉萌える新緑の季節、木々の緑も雨上がりは一層色鮮やか。
今年はアレルギーに悩まされている人がかなり多いようだ。私もやっと顔の赤みとヒリヒリがなくなったと思ったら、今度は喉のイガイガ。そして咳。
雨が降ると、空中に浮遊していた花粉が雨と共に地へ落ち、症状は軽くなる。しかし、雨が上がって地面が温められると、落ちた花粉は再び空中に巻き上げられ、新たに飛散された花粉と共に浮遊するものだから、状況は更に悪化するのだ。
寒い教会の中、ポプラの綿が飛んでおり、凍りついた。
恵みの雨、されど雨の次の日は...
最悪!
今日の一句
マスクして 人目が気になる 花粉症
