恵みの雨、されど雨の次の日は... | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

5月1日。イタリアはメーデーは休日。前夜は空手の稽古で帰宅が遅かったので、休みというだけで気は楽。

 

とはいえ、友人のお子さんの初聖体があり出かけてきた。曇り。天気予報では雨は降らないとあったが、雲行きが怪しかったので折り畳み傘を持って出かけた。

 

薄着で出かけてしまい途中から寒くなった。式典が終わった途端案の定、雨。

 

この時期、二十四節期は「穀雨」に当たる。

 

穀雨とは、地上にある沢山の穀物に、たっぷりと水分と栄養が溜め込まれ、元気に育つよう、天からの贈り物でもある恵みの雨が、しっとりと降る時期。

 

この時期は、茶摘みが始まるお茶農家や、苗代を仕込む米農家にとって大事な時だ。

 

しかし、寒い。暖房は4月の8日に切られているが、入れればまだ入る状況だ。

 

春の柔らかな雨に大地は潤い、新芽や若葉はぐんぐんと育つ。若葉萌える新緑の季節、木々の緑も雨上がりは一層色鮮やか。

 

今年はアレルギーに悩まされている人がかなり多いようだ。私もやっと顔の赤みとヒリヒリがなくなったと思ったら、今度は喉のイガイガ。そして咳。

 

雨が降ると、空中に浮遊していた花粉が雨と共に地へ落ち、症状は軽くなる。しかし、雨が上がって地面が温められると、落ちた花粉は再び空中に巻き上げられ、新たに飛散された花粉と共に浮遊するものだから、状況は更に悪化するのだ。

 

寒い教会の中、ポプラの綿が飛んでおり、凍りついた。

 

恵みの雨、されど雨の次の日は...

 

最悪!

 

今日の一句

マスクして 人目が気になる 花粉症