最近のお気に入り 〜 シャンプー・バー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

パスクワ前、スーパーで画像のシャンプー・バーを買った。気になっていた固形シャンプーだ。

 

コロナ後徐々に物価が上昇。いつもGarnierと言うフランスのメーカーで、どこのスーパーでも買える、ものを使っていたが、案の定シャンプーも値上がった。

 

ちなみに日本だと(大雑把にいえば)「肌質」「髪質」や「髪の状態」でシャンプーを選ぶと思うが、イタリアでは一般に売られているシャンプーは「髪質」しか表示されていない。(とはいえ種類は多い)

 

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

​​​​​​​

 

「パサついた髪」と「乾燥した髪」、「デリケートな髪」と「敏感な髪」の違いがよくわからないが、私は極々一般的に普通の髪。硬くて太くて、いわゆる白髪になりやすい髪だが”capelli normale”のシャンプーを使っている。
 
しかしお気に入りのシャンプーは、バルサモと呼ばれるコンデイショナーがなくなってしまった。しかも250mlのサイズがなくなり400mlになってしまった。なんで?
 
ところでシャンプーには、アミノ酸系、アルコール系、石鹸系、そしてノンシリコン系と言うのがある。
 

アミノ酸がつながるとたんぱく質を構成するが、人の髪の約8割はたんぱく質。アミノ酸系のシャンプーだと髪に負担が少ないのだろう。

 

またアルコール系は洗浄力が高く、スタイリング剤や皮脂の汚れをしっかり取ってくれる。ノンシリコン系はその名の通りシリコンが入っておらず、髪のキューティクルを守り、きしまない髪に近づけてくれるシリコンを含まないことから、さらっとした軽い仕上がりになると言う。

 

とは言え、シャンプーは、髪の汚れを洗い流すというよりは、頭皮の汚れを洗い流すことが目的。 髪につく汚れは、ほこりや花粉、化学物質など。これらは流水だけでも洗い流せるが、頭皮の汚れは皮脂によるものなので、シャンプーを使わなければ洗い流せない。
 
石鹸系は、天然由来の成分で作られており、肌や髪に、そして地球双方にとって優しいタイプ。
 
実際記載された原料を調べてみた。記載は省略するが、構成成分やら混合原料としての配分目的まで調べ納得。
一つ60Gのシャンプーバーは普段4.9ユーロで普通のシャンプーよりは高めだとおもっていたが、髪の長さによるとはいえ、液体のシャンプーの2倍分はあるという。しかも今回、セールで半額で購入!
 
実際泡立ちやすく、また泡切れも良い。地肌もサッパリ、気になった軋み感もない。
 
ただ、女性は年齢によって髪質が変化する。最近、うねりやパサつき、そして髪の量も多く、ショートなので3週間から1カ月に一度切っているが、それを超えると形が取れなくなるが、その辺はヘアオイルでかなり抑えられる。
 
髪を洗いすぎると、肌や髪に良くないのでは?環境によくないのでは?と気になっていたが、落ち着いていて気持ちがいい。
 
ただ、このシャンプー・バーを日本で使用する際、どう変化があるのかは不明。なぜならば、日本の水はミネラルが少ない軟水で、ヨーロッパはミネラルが多い硬水。一般的に水の硬度が上がるにつれ、シャンプーの泡立ちも悪くなるので、髪がごわごわになりやすいのだそうだ。
 
ちなみに、このシャンプー・バーで体を洗っても支障はないようだ。
 
今日の一句
シャンプー・バー 環境に優しい ゼロ・ウェイスト