あられやこんこ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

土曜日の午前中は空手の稽古。しかも金曜日の夜も稽古だから、寝て起きて出掛ける感じ。

 

今週は、シッター先のイレギュラーな仕事のため、疲れが取りきれておらず。復活祭の休みまでの辛抱だあ。

 

顔は浮腫んでいるし、頭もぼんやり。そして空もどんより???思わずアイフォンの天気予報をチェックしたが、今日は一日曇りでも雨は降らず。今日は鎌の稽古もあるし、傘はいいか...

 

稽古後、空手仲間とランチ。あれよあれよという間に、空は真っ暗。傘をさしている人を見かけた。あちゃー、ついに降り出したわ。

 

おしゃべりに夢中であったが、外を見ると、ちっちゃな白いものが、地面を叩きつけているではないか?いつもの雹よりちっちゃいわ。

 

周りで”grandine!”グランデイネ、つまり雹と言っていたがあれは「あられ」か?ちなみにあられは5ミリ未満、雹は5ミリ以上の氷の塊。

 

5分くらい降ったが、さっと止んだ。雲もどこかへ行ってしまった。ホッ。帰宅するなら今でしょ?早速退散!

 

帰る途中、同じ空手仲間から、それこそ雹の画像が送られてきた。

 

 

 

昨年の夏、天変地異、黙示録か?と言われるような異常気象が続き、ミラノ郊外ではオレンジ大の氷の塊が降ったこともあった。流石にそれはもう殺人的な異常さ。

 

ところであられや雹は、発達した積乱雲の中で作られる。強い上昇気流と下降気流によって上下運動を繰り返し、雲の中で細かい水や氷の粒が付着することで、氷の結晶は大きくなる。これが繰り返されてある程度の大きさになると、上昇気流よりも落ちる速度のほうが大きくなり、氷の粒のまま、地表に降り落ちてくるというわけだ。

 

落下速度を調べていたら、大きいものだと時速100キロを超すというではないか!恐ろしすぎる!

 

 

車の屋根が破損するのも納得。

 

♬ゆーきやこんこ あーられーやこんこ・・・

 

実際は危険なんだわ。雲行きが怪しい時は、なるべく屋根のあるところに避難するのが1番ね。

 

今日の一句

なごり雪? 餅米のあられ 降って来い!