父の命日は覚えているが、葬儀場が混み合っており、かなり待たされ葬儀は8日後の今日、3月15日であったと言うことを思い出した。
入院はしていたものの、復活できると信じていたので、容態が急激に悪化し、最期は間に合わなかったが、葬儀場に安置され、葬儀までの間数回会いに行った。
駅から葬儀場まで歩いていく間に、理容店だったか?何か店先にビオラが満開だった。今は我が家のバルコニーもビオラが満開。ちなみに、イタリア語ではヴィオレッタ。
ビオラの花言葉は、『静かな喜び』『幸福な思い出』『謙虚な美徳』など。また、花色によっても花言葉が異る。例えば、紫色のビオラは『思いやり』『信頼』、黄色のビオラは『笑顔』『祝福』。
「慈徹信徳」信士。戒名通り、慈しみ深寡黙にして一徹、優しく、徳を黙々と積んだ父そのものの名であった。
父に安息を思い、信仰は違うものの、いつの日か私も、父と共に神の慈しみの永遠の愛の元に憩おうと約束した葬儀であった。
今日の一句
さりげなく ほのかな香り ヴィオレッタ
