梅は咲いたか | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

やっと雨が止み、近所のアパートの敷地内に梅が咲き始めているのを見かけて、思わずカシャリ、シャッターを切った。

 

♬梅〜は〜、咲い〜た〜か〜、さく〜ら〜は〜ま〜だかいな。

 

…と小唄を歌いたくなってしまう。(そこしか知らないけれど。爆)

 

梅は、バラ科サクラ亜科スモモ亜属。落葉高木。中国中部の原産で、古代の日本に渡来し、全国に分布している。

 

また、後にシリア、主にダマスカスで栽培されるようになった。紀元前 150 年頃にローマ人が地中海地域に導入したが、西暦 1200 年頃に第一回十字軍の騎士がヨーロッパ全土に持ち込み、最初はフランス、次にドイツやその他の地域に伝わったのだそうだ。


そして、梅は一年の中で最も早く花を咲かせる種の一つで、古くから冬も葉を落とさない松や竹と合わせて正月飾りに使用されてきた。 その生命力の強さから病気を退ける花、長寿を願う縁

起の良い花の一つといわれているのだそうだ。


梅の花全般の花言葉は、「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」。 由来は、梅の花の最盛期が2月とまだ寒さが厳しい時期のため、寒風が吹く中、凛と咲きほこる梅の姿からつけられた、と言う。

 

 

今日の一句

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ (服部嵐雪)

 

梅の花が一輪咲くごとに温かくなることだろう。ほんのり香りが漂ってくるようだ。