”父の誕生日” | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今日、2月26日は父の誕生日。

 

生きていたら87歳。あっという間に4年が経ってしまった。

 

時に、月命日を忘れがちだが、やはり命日と誕生日は忘れないものだ。ああ、生きていたら…今でもついつい考えてしまう。

 

今や母も元気になったが、母の周りは皆未亡人だ。趣味だった歌を最近やっと再開したようだ。声を出すこと、そして好きな事をするのは大切だ。弟と共に喜んでいる。

 

ところで、数日前、父の弟の訃報が届いた。享年82歳。叔父の息子、つまり従兄弟曰く、叔父は年末に腰を痛めてから、寝たきりになって、入院・手術、危篤でICUってあっという間だったそうだ。それでもまだまだ本人は生きるつもりだったのでは?と言う。

 

私の弟が葬儀に盛岡まで出かけたようだ。今や冠婚葬祭くらいしか親類とも顔を合わさなくなってしまった。寂しい限りだ。

 

人によって死生観は違っても、「肉体がなくなった後も、その人の存在は残された人々の心に生き続ける」。

 

人生の折り返し地点を過ぎ、晩年に近づくほど、人は自分の人生を振り返る。

 

そして、本当に大切なものとは?そして心の平穏を望むものだろう。

 

どんな状況においても「今日が人生最後の日だったら、どう生きるか?」考えさせられてしまう今日この頃。

 

 

今日の一句

晩年期 人生リセット どう生きる?!