Attenzione borseggiatrici e borseggiatori! Please beware of pickpocket!!
地下鉄に乗るとしつこいくらい、スリにご注意!とアナウンスが入る。
普段地元の地下鉄だと気にならないが、やはりミラノ中央駅に出かけたり、特にロム(ジプシー。しかし差別用語に当たるので、イタリアではロムと呼ばれていることが多い。)が多い緑線では周りに気を使い、目も光る!
実際彼らが出没しやすい駅のホームにいると、どこからともなくやって来る。大抵は二人組の女性。離れてグループもいたりするが、一人でいることはない。普通の恰好をしているが、目が慣れてくると、大抵見た目でわかる。腕にコートをかけていたり長いマフラーをして腕元が見えないようにしている。
彼らを観察していると、ホームにいる時点でめぼしいカモとなる人物をみつけ、地下鉄のドアがしまる瞬間飛び込んで、何とか近づいてバッグや洋服に手を伸ばし、何かを盗もうとするが、盗んでも、さっと近くにいる仲間に渡し、最終的に誰の手に渡るか見届けるのは非常に難しいことだろう。
ただ、誰かを狙っている時、じーっと見ていると、やはり視線を感じるのだろう。ぱっと手を止め、大抵は次の駅で移動する。盗んだ時ももちろん、すぐに車両をかえるのが常識のようだ。
あまりにもこのアナウンスが多いし、FacebookやらInstagram, TikTokでは、ミラノやヴェネチアの観光地で、スリに注意!と呼びかけるビデオを見かける。あまりにも日常茶飯事なのだが、先日メルカートでも見かけた。
いつも行く、アクセサリーや手芸用の部品などが売られている屋台なのだが、行った途端に誰も乗っていないベビーカーを押しているうさん臭い女性が、店先の指輪のコーナーでじゃらじゃらというくらいに商品に触りまくっていた。じーっと見ていたら、案の定、左手で商品をべたべたかき混ぜ、瞬間的に右手の指にはめた。えっ???
お店の人、気づかないかな…と思っていたら、一人男性が、あっちへ行け!というジェスチャーで彼女を追い払おうとしたが、ぶつぶつ言いながら、そこを離れない。右手‼右手!とジェスチャーをしたが、店員は私に気づかず。…というか、怪しい女性から目が離せないのだ。
彼女が動いた瞬間、彼女の手元をたたき、はずせ!とやり合いになった。「自分は何もしていない!」というので、「私は見たわよ!右手に指輪してるでしょ!」と叫んだ。なんと隣の屋台の人がすべて携帯電話で撮影していて、その彼女はさーっと消えていった。
メルカートではスリは日常茶飯事。ロムの方も、そんなのはお茶のこさいさい、カッパの〇…とくらいにしか思っていないことだろう。ここでだめなら、向こうがあるさ、くらいの調子。
嫌だね…
私はお財布や貴重品は絶対、肩にかける、ましてや腕に持つバッグには絶対いれない。ショルダーストラップはなるべく短めにお腹あたりにぴったり当たる位置につけ、携帯電話もストラップでバッグに結びついているので、そう簡単には取れなくしている。
大金も持ち歩くことはないが、何かあった時、カード類の再発行云々の手続きはごめんだ。
また、声をかけてくる人にも注意。過去に時間を聞かれたり、最近ではお金を崩してくれ、と言ってくる人がいた。もしかしたら、本当に時間が知りたかったり、お金を崩さねば困っていたかもしれないが、路上で聞かれる際は、まず要注意アラームが頭の中で鳴り響くので、適当にかわしてしまう。
実際、時計は持っていなかったかもしれないが、携帯は手に持っていたし、何にお金を崩したかったのかわからないが、バールかスーパーを探すしかない。地下鉄の駅の近くで20ユーロをかえてくれ、と聞かれたが、地下鉄の機械なら19.99ユーロまでならおつりは出るのだ。
あれほどまでに、アナウンスされたり、動画が出回っているということは、相当被害も多いことなのだろう。
気を緩まさずいたいものだ。
今日の一句
気を抜くな 何処もかしこも スリだらけ