大寒 2024 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

昨日1月20日、二十四節気で一番寒いと言われる「大寒」に入った。

 

大寒の前の「小寒」と「大寒」に汲む水は「寒の水」と呼ばれ、この水で仕込んだ味噌や日本酒などの発酵食品は味わい深く、おいしくなると言われている。気温が低く、水に含まれる雑菌や不純物が少ないことに加えて、発酵がゆっくり進むことが味の違いを生む理由と考えられているようだ。

 

寒いのは嫌いだが、「大寒」の次は「立春」。春が近いと思うと、嬉しくなるが、この日寒さで、冷えから体調不良になる人が多い。

 

体が冷え切ってしまううえに、水分代謝も弱まり、体に水がたまり、さらに冷える原因となり、排尿障害や腰痛など不調が出やすくなるのだそうだ。

 

また寒くて前屈みになれば、肩こり、腰痛にもなりやすい。常に首の筋を伸ばしたり、肩を回しているが、最近冷えで、去年の骨折した左足の甲の部分に痛みを感じるようになった。そうでなくても、足首や、足裏は硬くなりがち。朝夜、そして空手の稽古の前に、よくマッサージしないとそれが脛骨筋だか腓骨筋だか知らないが、そこから膝に来る。

 

今や人の立ち方、歩き方で足腰の構造を観察するのが癖になってしまった。歩いたり、スポーツが体にいいとされるが、まず体の構造をリセットしないと、早かれ遅かれ必ず支障が出てくるんだな。

 

良い姿勢で疲れにくい体を作りたいもの。

 

ところで昨夜は余ったパネットーネでケーキを作った。クリスマス後、パネットーネやパンドーロの値段は下がり、今やメルカートでは、一つ(500グラム)が1.5-3ユーロあたりで購入出来る!

 

 

 

小さく刻み牛乳を加え、そこにシナモンとリンゴを加えてみた。そのままだと味がしないので、砂糖は適宜。

 

 
そうは言っても、食べていられるのも今のうち。もう少ししたらデトックスを始めよう。

 

 

今日の一句

大寒に 凛と花咲く 寒桜