Viaggio in Giappone (“Sidonie in Japan”) | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
映画”Viaggio in Giappone” (“Sidonie in Japan”)を観てきた。
 
カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並んで三大映画祭のひとつとされるヴェネチア国際映画祭のヴェニスデイズのコンペティション部門で、最優秀監督賞および最優秀ヨーロッパ映画賞の対象となった映画だ。ミーハーではあるが、惜しくも受賞は出来なかったものの、やはり観ておきたい作品だった。
 
昨日のゴスペルの集まりで、「映画に行くなら声かけてよー。」とメンバー言われたので、いつも1人でふらりと出かけるが、今朝「突然ですが今日の午後3時に映画を観に行く予定」とメッセージを送ると、2人行きたいと連絡が来たので、一緒に出かけることに。
 
始めはオリジナル言語で観たいと思ったが、オリジナルはフランス語でイタリア語の字幕付きだったので急遽出かける1時間前に映画館変更。イタリア語で観ることにした。
 
あらすじは、作家シドニー(イザベル・ユペール)は、彼女の小説のプロモーションで京都へ行くのだが、そこで担当編集者の溝口(伊原剛志)に迎え入れられ、あちこち一緒に訪れる。しかし、そこでは、交通事故で亡くなったシドニーの夫(アウグスト・ディール)が幻?幽霊?として何度も現れるのだが....。
 
撮影はコロナ禍による延期を乗り越え、2022年6月から7月にかけて京都、奈良、兵庫・神戸、香川・直島で行われたと言う。
 
確かに景色は桜の時期もあい重なり、素晴らしかったが、あの映画の中で移動したのは、京都→奈良→直島→大阪(風景のみ)→富士山(電車の窓から)→神戸→六本木(高速道路の看板)じゃあ羽田か成田から出発か?と思ったら関空出発で頭を捻った。爆
 
タクシーや電車から見える風景が合成に見えたが、それは敢えてそうしたものだったのか?シドニーと溝口が結ばれるシーンは静止画???ほとんど終わりなのに、休憩に入るのか?それとも映画館側の問題か?と思ったが、そういう問題ではなかった。あれも唖然だった。苦笑
 
映画のクレジット・タイトルはローマ字と漢字で出てきたが、前半は「井原剛志」と出てきて、「伊」じゃなかったんだ?と思ったが、後半のエンド・クレジットでは「伊原剛志」になっていた。私の見間違いか?
 
映画が終わり立ち上がると、目の前に同じ教会員のおばちゃんが座っていた。どこに行っても必ず誰か知り合いに会ってしまうんだな。笑
 
それから、友人たちとアペリテイフに出かけたが、相変わらず映画について語り合った。
 
「それにしてもイザベル・ユペールは流石に首は綺麗だけれど、微妙に歳を感じるよね?いくつくらいなんだろう?」「50後半くらい?私たちに近いんじゃない?伊原剛志もそれくらいよね」と話していたが、すぐにググるとなんとユペールは、3月で71歳であった。「じゃあ若いわ!余計な肉もないし!」そして伊原は60歳。やっぱり俳優は若いわ〜
 
感動したところは実年齢だったとは...苦笑
 

 

 

今日の一句
映画観て あれこれ妄想 いと楽し