長男、帰宅 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

在イタリア30年。
 
”illimitata”無期限の滞在許可証(パスポートナンバー、住所変更などは随時変更手続き要)を所持していたが、イタリアの法律が改正され、今度は“PERMESSI UE PER SOGGIORNANTI DI LUNGO PERIODO”・長期間滞在者という表記のものに変更しないといけないと会計士に言われたのが、夏前。(余談だが、まだ紙のを持っている人がいるのか?とは思うが、紙の在留書類は 2023 年 8 月 3 日に無効となった)
 
まだ時間はあるが、イタリアでの更新手続きには途轍もなく時間がかかる。

 

これまた余談だが、無期限の滞在許可証を持っていても、海外に行ってしまって帰ってこない人もいるようなので、それを阻止するために、常に監視下に置くため?10年更新となったとか....???

 

イタリアはしょっちゅう法律が変わるが、知らなかった、では済まされない。

 

家族で申請となったが、日本にいる長男は?気づいたら彼こそ前回の滞在許可証から10年になる!やばっ!

 

いつ戻れるかやり取りしていたら、パスポートが来年の春に切れるというではないか!パスポートの残りが3か月を切るとヨーロッパには入れない。早く更新しろ!といったが、それならミラノでやった方が早いし、簡単かも…ということで、急遽帰国?というか帰宅となった。

 

しかし長男よりも、気になるのは、同居の母の状況。

 

父が他界し、3年8カ月。考えてみれば、ずっと私や長男が寄り添っていた。とはいえ、長男はその間Ⅰ-2カ月ミラノに戻ってくることもあったが、今回は上記滞在許可証次第。昨年更新手続きした友人たちは、皆声を合わせて、申請から受領まで8-9カ月かかったという。そのままここにいるのか、どうするのかは知らないが、いくつかのバイトは見つけたようだ。

 

話は基、長男も母のことは心配のようで私の弟、つまり彼の叔父に母のことを頼む、と連絡したそうだ。彼よりも前に私も弟には、連絡をしておいたが、甥っ子に祖母(自分にとっては実母)を気にかけてくれ、と言われるのもどうなんだろうなあ…と思う。嫁も子供も姑(祖母)のことが気にならないのか?不思議でたまらない。

 

母は心配症ね、と笑うが、気に掛ける我が長男を嬉しく思った。少なくともそれは優しさであろう。

 

きっと交互にうるさいほど毎日母と連絡を取ることだろう。笑 

 

何かと騒がしい?!生活が始まった。


http://sdg.interno.gov.it/it/d4-prescrizioni-in-materia-carte-di-soggiorno