昨年、ミラノでは、およそ1万人(9,886人)の乳児が誕生した。その内男児が5,052人、女児が4,834人。
2022年6月の憲法裁判所の判決(父親の姓の自動化を無効にする)以降に生まれた乳児のほぼ16%が、父方、母方の二重姓で、逆に1,000人強(1,066人)母方の姓で登録されたという。
そして、気になるネーム・ランキングだが、聖人の名前を選択する伝統としては、大きな変化はないというが、昨年2022のネーミング・トップ3は、
男児
Leonardo レオナルド (193人)
Tommaso トマーゾ (142人)
Edoardo エドアルド (130人)
Sofia ソフィア (116人),
Beatrice ベアトリーチェ (115人),
Vittoria ヴィットリア (104人)
Vittoria ヴィットリア (104人)
であったのに対し、2023年上半期、ネーミング・トップ3は、
男児
Edoardo エドアルド 75人
Leonardo レオナルド 74人
Tommaso トマーゾ 68人
Sofia ソフィア 63人
Ginevra ジネーブラ 55人
Alice アリーチェ、Matilde マティルデ、Vittoria ヴィットリア 共に39人
と多少、入れ替わりがあったという。
また、出産の多かった地域は、ポルタ モンフォルテ~ポルタ ヴェネツィア~ブエノス アイレス通りと中心地が目立った。
そして、余談だが、気になる新生児の姓で多かったのが、Hu、胡。つまり中国人。次いで、Ahmed, Chen(陳 ) Mohamed 。イタリア人の姓はRusso, Rossoが上位。ちなみに、ミラノの中国人は、『胡』という名前が多く、ミラノ総人口の2.4%、約3万2千人の中国人が在住していると言われている。

