今日、誕生日を迎えた。
まだ数年あるが、四捨五入すれば還暦のアラカン?!もうそんな年?!あり得ないわ…中身は幼少期から変わってないのに~。笑
いや、イタリアに来て30年、そして三人の母親になり、山あり谷ありの人生で、図々しく、そして度胸もついたことは確かではあろう。そうでなきゃ、この国では生きてはいかれない。
よく、無理しないで、と人に言われるが、無理はしていない。というか、人によって限界と感じるラインは異なる。どこでセーブするか?そのセーブも泣く泣くやめておく時と、敢えて手を抜くようにやめておくこと時もある。それも一つの一瞬一瞬を大事に過ごす習慣であるし、そうやって自分なりのバランスでとってきた。多分これからもそうだろう。そうやって広がる自分自身の世界觀、人生観、人間関係…毎日が一期一会だ。
ところで、夫は今日から出張に出かけ、昨日私は残業があったので、おととい、自分の誕生日、というよりは、5月に骨折をし、長女と夫の誕生日が祝えていなかったので、また大学院を卒業した長女のお祝いも兼ねて食事に出かけた。
次男は、毎日夕方に出かけ、夜一度帰宅し、夕食は食べるものの、それからまた外出する。なので、自分の誕生日に特別な食事も考えておらず、逆に本当に食事要るの?とSNSで聞いていたくらいであった。笑
そして、ひょんなことから、午後、友人とメッセージでさくっとお祝いしようよ、と声をかけてもらい、一杯のつもりが2杯飲んできてしまった。笑
友人からのサプライズの花束。やはり、花束はいくつになっても嬉しいもの。
黄色のバラの花言葉は、「友情」「思いやり」「幸福」「温かさ」。
そして、白のトルコキキョウの花言葉は「永遠の愛」「思いやり」。
別の友人から頂いたセントポーリア。花言葉は、「小さな愛」「親しみ深い」「深窓の美女」。
ところで、花束と言えば、私が20歳代勤めていた法律事務所は、誕生日になると、その事務所のトップである弁護士先生が、他の弁護士をはじめ、スタッフ一人一人に花束をプレゼントして下さる習慣があった。基本、バラの花束なのだが、時期のよって、特に夏の頃は、バラが少なく、トルコ桔梗を中心にしたものが多かったように記憶している。
当時、全体で40名くらいの事務所であり、毎年、毎月すべての人の誕生日に渡される行事であり、自分の時も、来るぞ!来るぞ!と緊張して構えていても、必ずどこかで何気に気を抜いた際、いきなり弁護士先生と共に大勢のスタッフが行列になって現れ、拍手と共に花束を渡されお祝いして下さった。(今の私だったら歌いながら行くだろうなあ。しかも必ず誰かとはもる!爆)恥ずかしながらに、それでも嬉しいイベントであった。
話は基、ミラノに居残り、いきなりの声掛けに応じてくれた友人と3人でのアペリティフ。夏休みの事、家族の事、健康の事…やはり年代と共に健康が話題になることが多い。笑
これからの年齢、なんでも手当たり次第に挑戦するのではなく、これまでやってきたことの中から、自分にとって本当に大切なことを選び、楽しみながらやっていこうと思う。
会うは別れの始まり。
人生も半分以上を過ぎると、しみじみと実感する。
遠く離れた家族、知人や友人。時を経て、また会えたとしても、今のこの時の状況とは異なるかもしれない。だから、一期一会の気持ちで人との出会いを大切にしたいと改めて思う。
毎日が『一期一会』。
どんな出会いにも、心から丁寧に優しく接していきたいと思う。毎日を充実した意味のある時間に作り上げていくために。
日々の一期一会に感謝し、丁寧な暮らし方こそ、アラカンを超え、老後の幸せな日々の習慣につながりますように…。


