タータ日記 〜 その83 こちらも嵐 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

(仕事復帰後の備忘録)

 

仕事に復帰し、待ってました!かの如く、ママさんパパさんが同僚と食事に出たいというので、夜もそのまま残りツインズと三男の面倒を見た。

 

朝出かけてみると、前夜から三男が耳垂れが出て発熱したと言う。また中耳炎か。1歳4か月。耳のくぼみの部分がドロッとした液体がたまりグミのようなものになる。?!あんなの見たことがない。ホームドクターを予約したから、と言っていたのでほっとしたが、その時間になって「連れて行ってくれる?」といわれ、吹っ飛んだ!仕事の電話があるので…という。子供の健康と仕事、どっちが大事なんだ?と思ったが、ぐっと抑えた。

 

お昼寝中だったが、抱っこをしてそのままベビーカーに乗せて出かけた。途中後ろを振り向くとママさんが走って追いかけてきたので、帰っていいですか?と聞くと、検診が長引いた場合、また別の電話会議があるので、三男の付き添いを代わってくれるか?というので、仕方なく診療所まで付いて行き、待っていた。結局私は三男の送迎をしただけだが、今だ骨折した足のつま先の動きが鈍く、歩き方もぎこちないので、普段はいまだ松葉杖を使用しているが、ベビーカーを押すのも、ある意味リハビリになった。苦笑

 

結局、専門医に診てもらう様進められ、三日以内に耳鼻咽喉科へ行くよう処方箋はもらったようだが、その日には行かず。

 

夕方になり、ツインズが帰宅。「今日はパパとママがピッツアを食べに行くから、T子と一緒に留守番だ~!」なぜか大喜び。こちらとしては恐ろしんですけど…。

 

以前は、夜の居残る場合は、彼らの食事はママさんが準備していたが、今じゃ全部私に丸投げ。細いパスタにオイルとパルミッジャーノを和えたパスタビアンカ。冷凍ホウレンソウを解凍し、ペースト状にしたもの、そして、これまた冷凍の白身魚の揚げ物をフライパンで焼いて出した。

 

各自食べる量も早さも違うが、そこそこに食べていたが、次男はテレビが見たくて食べることに集中できない。

 

そうこうしている間に次男は、おもらし。はじめ、オムツはまだしているものと思っていたので、オムツから漏れたのか?と思ったがそうではなかった。お風呂に連れて行き、濡れたついでにシャワーを浴びさせてしまう。さすがに髪の毛は洗わせてくれなかったが、それは両親が週のどこかで洗ってくれ!(とはいえ、多分週末しか入れていないのでは???)そのご、オムツをはかせ、早々にパジャマをきせてしまい、歯磨きもさせ、一丁完了!

 

残りの二人もとりあえずテレビの前に置き、食べた後のテーブルを片付ける。我が子ではあり得なかった、汚し様!これ、自分の子供で毎日だったら気が狂いそう… シッター先では、ご主人が料理から子育ても大いに手伝っているが(多分半分以上)それでも翌朝私が到着すると、その前の晩からの散らかりようを見る度、まずは「そりゃないじゃん!」とぼそっと出てしまう。

 

順々におむつを替え、パジャマを着させ、歯も磨かせ、いつ寝てもいいように準備。

 

しかし、そうそうに寝てくれる輩ではない。その間自分の食事を準備。家から持って行ったインスタント焼きそばとキャベツのみじん切りで簡単に調理。気づいた次男が「ポキーノ、ポキーノ!」といって食べたがった。

 

夜の9時までは仕方ないと思ったが、9時過ぎても寝る気配なし。まずは三男を寝かせようと抱っこして寝室へ連れて行った。

 

…が親のいない開放感で、ツインズたちはやりたい放題で、それを察知する三男。なかなか眠らない。苦笑

 

「バスター!」と長男の声。普段よりテレビを見すぎである次男に喝をいれている。爆

 

「T子~、お茶飲みたい。」と次男。えっ今からお湯沸かして入れるの? お茶パックに入ったそば茶があったので、ボトルに半分水が入っていたので、パックを入れて上下に振って「ほら、お茶になるよ」と言って、コップに注いで飲ますと「味がしない」というではないの!歯は磨いてしまったが、そば茶のそばの実を見せて少しずつ食べさせてみた。「Si, Buono!!」3人ともお菓子のように口にし、そこをまたそば茶で流す。笑

 

もう無理やり三人を寝室へ連れて行き、各自ベッドに入れ、真っ暗にした。長男、三男はもぞもぞ動いていたが、次男は最後の最後23時近くまでしゃべり続け、最後は床に座る私の膝枕で就寝。

 

普段は、多少は時間的に早いようだが、それでもピッピがしたい。カッカがしたい…といっては、オムツをしているにも関わらずトイレに行ったり、やはりあちこち行き来するようだ。

 

寝てくれて、やっと平安が訪れる…。

 

その日はパパさん、ママさんのご帰宅は23時45分。タクシーがなかなか捕まらず私の帰宅は0時を過ぎてしまった。

 

嵐のような一日だった…