すべての営みには時がある | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

天の下では、何事にも定まった時期があり、
すべての営みには時がある。
生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。
植えるのに時があり、
植えた物を引き抜くのに時がある。
…神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。

旧約聖書 伝道者の書 3章 1~2節、11節

 

「すべての営みには時がある」

 

最近、まさにそう思う。

 

自分の思いや努力とは裏腹に、逆らうこが出来ず、自分の身に起こることを「運命」と言う人もいるだろうが、カトリック的には「み摂理」か。

 

私たちが経験しつづける様々な時の到来には、すべて意味があると思う。

 

その時に、理解できないことであっても、あとからわかること、気づける事もあるだろう。今日の営みは必ず過去と未来をつなげ、私たちに希望を与えてくれる。

 

「その時」は、焦らず待てばよいということなのだろうが、そのためには忍耐力も必要だ。私たちは、時を支配できないし、未来を知ることもできない。その時が満ちるまで、ちょうど良いタイミングで私の人生をつなぎ合わせて下さい。