脱ギブス ~ その4 腹筋痛と発熱 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

日々、足の腫れが引いてきているのが嬉しい。

 

とはいえ、ギブスを外した翌日、3500歩も歩いてしまい、筋肉痛が肩や腕に来るか?それとも足に来るか?と思っていたら、腹筋に来てしまい昨日までピークであった。

 

ところで、土曜日の朝一番に空手の打ち合わせがあり、来るか?と仲間に声をかけられた。友人が送り迎えをしてくれると言うので、それならば…といって出かけてきたが、長い病院での生活から解放され、ゆっくり回復の日々を送っているF爺も来ていた。彼ももともとは理学療養士なので、足の腫れを見せると、まあ完全に歩けるまではしばらくかかるな、ということではあったが、松葉杖で歩いてみせると、「体のバランスが悪すぎる!」といって、正しい歩き方を教えられた。

 

右足を出すと同時に左の杖、左足と同時に右の杖…今日は出来るようになったが、その時は、左足に重心をかけることが出来ず、体がふらついた。「腹筋痛で…」というと、そんな歩き方をしていれば、当然だ!という。しかも、松葉杖をもう少し長くして、ひじにかかる負担を軽ししろ、と言われた。そんなこと誰も教えてくれなかったし…

 

帰宅して、少し寒いなあと思い早めにベッドに入った。

 

翌朝、ミサに出かける予定であった。行きは自力で、でも帰りは誰かしらが送ってくれる手はずになっていたが、やはり寒い。ふたたびベッドに入り、毛布を掛けていたら、あれよあれよといううちに38度5分の発熱。最高で38度7分まで上がってしまった。なぜに???

 

特に喉が痛い、頭が痛い、そういった症状もなく、ただ腹筋痛があったのだが、友人に解熱剤をすぐにのめば熱も腹筋痛もおさまるから、といわれた。どんなに熱が出ても薬は飲まない方だが、腹筋痛は自分でも限界と思うくらい、この十数年味わったことのない痛みだった。スポーツのあとの筋肉痛はある意味、心地が良いが、歩き方が間違って腹筋痛になったとは、情けない…。

 

今朝早く、再び寒気を感じたものの、朝までの間にどっと汗をかき、自力で36度台まで下がった。肉体疲労による身体的ストレスだったのだろうか?さすがに、熱も落ち着き、心身ともにすっきり。

 

午前中、近所のホームドクターのところへ行き、仕事の病欠延長手続きをお願いした。出たついでに月曜メルカートが目と鼻の先に出ていたので、出かけるとあちこちで友人やら知り合いの屋台に声をかけられた。

 

自分の食べたい果物ととうもろこしの初物を購入。暑さでつらくなり、次男に電話して迎えに来てもらうと文句タラタラ…買い物は僕がするのに…と。果物を夫や次男に頼むと、なんでそんな酸っぱいものばっかり買ってくるかな…ということばかりで、食べたいものを買いたかったのだ。食べたいものが食べたい!そういう意欲がやっと湧いてきた感じ。

 

アボガドが1つ1ユーロで売られていた。あゝ、ワカモレを作りたい!ビールが飲みたい!やっとそういう気分になれたことが嬉しい。