タータ日記 〜 その79 いよいよ卒園 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

シッター先の子供達のお世話のピンチヒッターとして、信頼できる友人にその仕事を託したが、彼女は毎日私に子供たちの様子を教えてくれる。

 

私がいようといまいと同じであっただろうが、先週から酷い風邪に見舞われており、今週はツインズを含め3人兄弟が家にいて、嘔吐下痢やら耳鼻咽喉関係が大変だったようだ。子供たちはもちろんだが、友人もまたママさん、パパさんも嵐のような生活だろうな…と気になっていた。

 

イタリアの学校は9月が始業、6月終業であるが、日にちは州によって微妙に異なる。ミラノがあるロンバルディア州に関していえば、2022-2023年度は、9月12日始業―6月8日終業であるが、幼稚園は6月いっぱい、保育園に関しては7月28日金曜日が最終日となる。(多分私もその日まで仕事であろう)

 

とはいえ、6月8日を過ぎると、子供たちは小さければ小さいほど、両親が働いている場合は、おじいちゃんやおばあちゃんに預けられ、山や海、教会のオラトリオや一般のスポーツクラブの夏季クラスなどに行くケースが多い。シッター先のママさん側の祖父母は昨年海の家を購入したが、まず彼らが彼らだけで孫を連れて海へ行くことはまずないだろう。ましてや私も一緒に…ということもまずないと思う。

 

きっと両親と3週間のみ夏休みを過ごし、始業までの間は在宅で私と共に家で過ごすのか…?と思うと、それはそれでしんどい。

 

前置きは長くなってしまったが、昨日ツインズの卒園イベントがあったようだ。まだ保育園児なので、特に歌を歌ったり劇をするようなこともなかったようだが、夕方からのイベントに、それまで保育園を休んでいたツインズだがフェスタに参加し、その様子の画像がママさんより送られてきた。病み上がりのためか微妙に暗い?または少し恥ずかしさや戸惑ったような面持ちではあったが、会わないうちにすっかり大きくなっていたし、もう少しで3歳になるのだが、子供らしくなっており胸が熱くなった。

 

一人の児童につき、大人二人出席可能ということだったので、両親と三男だけが参加したのか?それともだれか祖父母か叔母あたりが参加したのかはわからないが、条件を付けないと、イタリアは学校行事に一族といわなくとも祖父母,叔父叔母がついてくることは珍しくない。苦笑 

 

働き出してもう丸二年だというのに、いまだにお互いLeiと丁寧語で話しているのだが、ツインズの担任の一人は初対面からTu、と二人称で話してきていて、非常に身近に感じていたのだが、私が怪我をする前に、彼女の方から、今期をもって仕事を辞め、彼のいるエミリア・ロマーニャ州に移住するのだと言って来ていた。彼女の笑顔もすがすがしく、それでいて少し寂しい気がした。

 

来年度からは、三男がそこにお世話になる。

 

ツインズたちよ、まだ早いけれど、卒園おめでとう。今後の成長が楽しみだね。とはいえ、他人様の子供の成長はなんと早いことだろうか!日々の速さと子供たちの成長に追いついていくだけでも大変だ。