最近洋服といえば古着が多いだろうか?
以前紹介したHumana Vintageは次男共々お世話になっている。
このHumana Vintageショップは98年にイタリアでオープン。60年代から90年代にかけたヴィンテージ古着を全て寄付という形で収集し、その収益金は世界南部のHumana人道的プロジェクトを支援しているという。
とはいえ、洋服は全て寄付であっても、値段設定もそこそこで、支店の立地条件は良く、よく家賃や人件費を払い、どれだ支援金が残るのだろうか?とは思うのだが....。
現在、イタリアには、ローマ、ミラノ、トリノ、ボローニャで9店。そのうちミラノには3店ある。
だいたい2-3か月に一度30%、20%オフと価格が下がり、最後は10ユーロ、5ユーロ、3...1ユーロと下がる。いいなあと思った時は10ユーロ以下になる時は残っていることは無いが、サイズによっては残っている。
昨年私はリーバイスのストレートジーンズを5ユーロで購入し、裾を切って横糸を一本ずつ解いていってフリンジにしてみた。高い新品を買って裾を切るには勇気がいるが、中古だとそこそこに色も落ち、いい感じ。
ニット商品も手編みが多く、自分では流石にそこまで編まないな、というのを数着ゲットしただろうか?
一番払ったのが、このKriziaのジャケットで29ユーロ。たぶんもともとは20倍の値段はしていたかもしれない。昨年ローマに出かけた際、寄ったヒュマーナでもトルコの手編みのオヤの縁取りになっているスカーフを2ユーロで購入。決して好きなスカーフではなかったが、この値段はあり得ない!と思って購入。
逆に年末自分や子供たちの服でメーカーものだが、もう着ない、着られない、というものを大袋で2回持って行って寄付した。寄付したものは一度どこかに持っていき、仕分けられるようだ。
近所の黄色い衣類の箱に捨てれば、ジンガリ(ジプシー)が盗みそれを路上で売る。それは悔しいのでわざわざヒュマーナに直接持っていったのだった。
また先週は履かない靴を8足寄付した。すべて気に入って買ったものであったが、気が付くとサイズが合わなくなっていたり、この形はな…というものを出した。その分新しい靴を買ってしまったけれど。苦笑
時を超え、私の元へ。そして誰かの元へ…
とっておきの一点との出会いを大切にしたい。



