タータ日記 ~ その62 クリスマスのトリプル・エピデミック | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

物産展が終了し、本業に戻ったが、シッター先のツインズの長男は日曜日からずっと熱で在宅。次男も二日だけ保育園へ行っただけ。

 

一時期長男が39度5分まで熱が上がり医者に診てもらったら、気管支炎と中耳炎と判明。次男も熱が上がったり下がったり、とにかく咳と鼻水が…。

 

考えてみたら、先週物産展の合間にシッターに2日ほど出かけたが、三男の耳からドロッとした液体が出ていた。離乳食用のフルーツを食べさせる時、たまにスプーンの手を抑えられて、どろっとした果物が散乱する事がよくあるので、それが耳に入ったのか?と思ったが、それが2-3日続いた。痛みなど何も訴えはしなかったが、あれはきっと滲出性中耳炎だったのだろう。放置すると、鼓膜や耳小骨が癒着し聴力が悪化していく状態(癒着性中耳炎)やコレステリン肉腫症、および慢性中耳炎の1つである真珠腫性中耳炎に移行する可能性もあるから要注意だ。

 

とにかく3児を抱え、ママさんはイライラ、これまた壮絶な5日間だった。子供たちを置いて出かけてしまうことが数回あり、子供らはマンママンマと泣き叫び、長男を膝に抱えながら三男のおむつを替えていたら、次男が家から逃げ出し、勝手に階下に降りていることもあった!らせん状になっている階段だから大人でも足元を気を付けないと危ない。

 

それにしても、物産展中、唯一一人だけマスクをしていた。高熱をだして寝込んでいる人の話をよく聞いていたので、密閉された建物の中だと危険だと思った。案の定、空気は乾燥しており、やたら喉が渇き水と飴が必要だった。また目に見えない埃がどれくらい舞い上がっていたことだろう。

 

とりあえず物産展後、何も症状がないので問題はないはずだが、最近気づくと毎晩夜中の2時。まずい!と思って慌てて寝る。

 

話は基、幼稚園では、乳幼児のコロナとインフルエンザが蔓延しているという話だったが、新聞に呼吸器系のウイルス(RSV)による小児細気管支炎及び肺炎も同時になんとトリプルで蔓延していると発表されていた。!

 

次男、三男も鼻が常にたれている状態で、下手したら、細気管支炎の可能性は多し。今やイタリアでは小児用の薬が不足しているのだそうだ。ちなみにアメリカでは、子供向けのアセチルサリチル酸とイブプロフェンを見つけるのが困難だという。

 
シッター先では咳止めシロップを、蜂蜜といって飲ませているが、抗生物質はなかなか飲ませるのが困難で、そのたびに夫婦が喧嘩をしていたが、結局飲む果物飲料に混ぜたところ違和感なく飲んでくれたので、朝やおやつの時間にあらかじめ薬を仕込んでいる。
 
また、午後三人をまとめて寝かせるのも至難の業!一人寝かせ、次にもう一人…と寝かせていると、3人目が寝るころ、始めに寝付いた子が起きてきて、私の昼休みがなくなることも多々あり!
 
とにかく、寝かせる時も、マンママンマの大合唱!三男はいつも抱っこをして寝かせているが、さすがにそんな余裕もなく、ツインズのベッドの間に入り、一人の手を握り、一人は背中をたたいてあげると寝付いてくれる。結果的に三男は泣いて諦めて寝落ちる。
 
"voglio la mamma!" マンマにいて欲しいといって泣く子供達。具合が悪くなると、我が家の子供たちももそうだったな…と思い出す。
 
「僕はマンマがいなくても大丈夫だよ」、とツインズの次男が言う。なんで?と聞くと、"Perchè ci sei tu, T子!"だって!「T子がいてくれるから!」とお世辞とはいえそう言ってくれるものだから笑ってしまう。
 
具合が悪いとはいえ、マンママンマと泣き叫ばれれば気が滅入るのもわかるが、まだ育児休暇中のママさん。これで1月仕事に復帰となると、それこそ気が滅入るものだろう。とはいえ、年始からまた最大限の休暇を取るようだ。私がいるのだから、まるっきりカプセル状態で育てている母親とは経済的にも、物理的にも精神状態が違うはず。恵まれているのになあ。
 
「いつになったら子供は手がかからなくなるの?」と聞いてくる。今からそんなこと言っていたら、思春期耐え切れないぞ!苦笑
 
クリスマス1週間前。油断は出来ぬ!マスク、手洗い、睡眠...。トリプル・エピデミックはまだ続きそう....。
 
 
 

  

 

物産展が終了し、本業に戻ったが、シッター先のツインズの長男は日曜日からずっと熱で在宅。次男も二日だけ保育園へ行っただけ。

 

一時期長男が39度5分まで熱が上がり医者に診てもらったら、気管支炎と中耳炎と判明。次男も熱が上がったり下がったり、とにかく咳と鼻水が…。

 

考えてみたら、先週物産展の合間にシッターに2日ほど出かけたが、三男の耳からドロッとした液体が出ていた。離乳食用のフルーツを食べさせる時、たまにスプーンの手を抑えられて、どろっとした果物が散乱する事がよくあるので、それが耳に入ったのか?と思ったが、それが2-3日続いた。痛みなど何も訴えはしなかったが、あれはきっと滲出性中耳炎だったのだろう。放置すると、鼓膜や耳小骨が癒着し聴力が悪化していく状態(癒着性中耳炎)やコレステリン肉腫症、および慢性中耳炎の1つである真珠腫性中耳炎に移行する可能性もあるから要注意だ。

 

とにかく3児を抱え、ママさんはイライラ、これまた壮絶な5日間だった。子供たちを置いて出かけてしまうことが数回あり、子供らはマンママンマと泣き叫び、長男を膝に抱えながら三男のおむつを替えていたら、次男が家から逃げ出し、勝手に階下に降りていることもあった!らせん状になっている階段だから大人でも足元を気を付けないと危ない。

 

それにしても、物産展中、唯一一人だけマスクをしていた。高熱をだして寝込んでいる人の話をよく聞いていたので、密閉された建物の中だと危険だと思った。案の定、空気は乾燥しており、やたら喉が渇き水と飴が必要だった。また目に見えない埃がどれくらい舞い上がっていたことだろう。

 

とりあえず物産展後、何も症状がないので問題はないはずだが、最近気づくと毎晩夜中の2時。まずい!と思って慌てて寝る。

 

話は基、幼稚園では、乳幼児のコロナとインフルエンザが蔓延しているという話だったが、新聞に呼吸器系のウイルス(RSV)による小児細気管支炎及び肺炎も同時になんとトリプルで蔓延していると発表されていた。!

 

次男、三男も鼻が常にたれている状態で、下手したら、細気管支炎の可能性は多し。今やイタリアでは小児用の薬が不足しているのだそうだ。ちなみにアメリカでは、子供向けのアセチルサリチル酸とイブプロフェンを見つけるのが困難だという。

 
シッター先では咳止めシロップを、蜂蜜といって飲ませているが、抗生物質はなかなか飲ませるのが困難で、そのたびに夫婦が喧嘩をしていたが、結局飲む果物飲料に混ぜたところ違和感なく飲んでくれたので、朝やおやつの時間にあらかじめ薬を仕込んでいる。
 
また、午後三人をまとめて寝かせるのも至難の業!一人寝かせ、次にもう一人…と寝かせていると、3人目が寝るころ、始めに寝付いた子が起きてきて、私の昼休みがなくなることも多々あり!
 
とにかく、寝かせる時も、マンママンマの大合唱!三男はいつも抱っこをして寝かせているが、さすがにそんな余裕もなく、ツインズのベッドの間に入り、一人の手を握り、一人は背中をたたいてあげると寝付いてくれる。結果的に三男は泣いて諦めて寝落ちる。
 
"voglio la mamma!" マンマにいて欲しいといって泣く子供達。具合が悪くなると、我が家の子供たちももそうだったな…と思い出す。
 
「僕はマンマがいなくても大丈夫だよ」、とツインズの次男が言う。なんで?と聞くと、"Perchè ci sei tu, T子!"だって!「T子がいてくれるから!」とお世辞とはいえそう言ってくれるものだから笑ってしまう。
 
具合が悪いとはいえ、マンママンマと泣き叫ばれれば気が滅入るのもわかるが、まだ育児休暇中のママさん。これで1月仕事に復帰となると、それこそ気が滅入るものだろう。とはいえ、年始からまた最大限の休暇を取るようだ。私がいるのだから、まるっきりカプセル状態で育てている母親とは経済的にも、物理的にも精神状態が違うはず。恵まれているのになあ。
 
「いつになったら子供は手がかからなくなるの?」と聞いてくる。今からそんなこと言っていたら、思春期耐え切れないぞ!苦笑
 
クリスマス1週間前。油断は出来ぬ!マスク、手洗い、睡眠...。トリプル・エピデミックはまだ続きそう....。