タータ日記 〜 その57 母親の呪縛 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

今朝、ツインズの定期検診があり9時には家を出るというので、お弁当だけ作って家を出た。地下鉄を降りてシッター先の近所のバールでブリオッシュとカプッチョと言うイタリア式朝食。

 

9時10分前に着いたが、まだ皆パジャマ。どゆこと???

 

急いで子供達二人を着替えさせ、タクシーを呼んだが、なぜか捕まらず。やっと来たと思ったら、今度は渋滞にはまり、病院へ遅れる旨報告した。15分遅刻で到着。ママさんは子供たちを連れ診察室へ向かい、私は受付へ。そこでまた長蛇の列。30分ほど待たされた。ママさんからは、どうなっているのか?私の取った番号札のカテゴリーが違うのでは?小さい子供がいるのだから優先してもらえ!と携帯電話にメッセージが来たが、私の前の人たちは皆乳児を連れているのに、優先してくれ!と言えるはずがない。

 

いずれにしてもスタート自体遅れていたことに問題がある。いちいち相手にしていたら私の神経が持たない!もうしらーっと聞き流した。苦笑 

 

ところで、ツインズたちは予定日よりも3週だか一カ月早く生まれたので、問題はないのだが3歳までフォローが必要だという。とはいえ、前回次男の視力の問題が発覚。今や眼鏡をかけている。

 

今回は長男の言葉が遅いと指摘されたそうだ。しかし身体的問題はなく、彼は寡黙なだけ。しっかりこちらの言っていることは理解しているし、気を効かせてよく動く。次男は舌っ足らずだが、放っておくと一日中弾丸のように喋っているような子供だが、子供はそれぞれ発達のリズムがあるわけで、まだ2歳ちょっとなのに、問題視するのはどうなのだろう。


半年様子を見て、変わらないようであれば、専門家に診せるよういわれたそうだ。そこでもう両親はパニック状態。我が家の長男だって次男だって2歳児の頃はまだ特別話をしていなかった気がするが…

 

また、三男は小柄だが決してガリガリに痩せているわけではないのだが、成長が遅いと保健所の小児科に指摘され、またもやママさんはパニック。


現在生後7カ月半。体重は6キロ台でなかなか7キロに達しない。ちなみに同月齢の頃の我が家の次男の体重は育児日誌を見たところ既に9キロを超えていた。お腹にいた頃からどでかい子であった!

 

話は基、三男が小さいということで、とにかく私に彼には食べさせて体重を増やすように、という。フォアグラか?!初めの頃は一日に何度も体重を計っていた。ボクサーじゃあるまいし、そんなに体重計ったって変わらないって!

 

数か月前まで母乳を飲んでいたが、なかなかうまく飲めずママさんも乳腺炎になった。ミルクにしても、むせりやすくうまく飲めず。欲しい時に、欲しがるだけあげればいいじゃない?と内心思ったが、それはパパさんも同じ意見だったが、決まった時間に飲ませないといけないとママさんが言う。しかし、ミルクに替えてもお腹がすいていなかったり、上手に飲めなかったり、なかなかうまくいかなかった。


そこで離乳食を始めたが、やはりお昼寝の兼ね合いで食事やおやつの時間がずれる。そうなるとまたママさんはヒステリーに時間を守るようにいうのだが、子供だって人間なのだよ!私は右耳から左耳に抜けるよう聞き流しているが、「ああでなければいけない」「こうでなければいけない」という考えは、子供を枠にはめ、その内自由を奪ってしまうのではないだろうか?と心配になってしまう。

 

思い通りにいかないときに、汚い言葉や、文句、批判をぶちまけるが(私に対することではなく)、一歩近づくといろいろな理由を言っては、同意を求めたがる。いい母親でなければならない、いい母親をしていると思わせたい、という気持ちが、『子育て』をつらくさせてしまうのだろう。確かに私も辛かった。

 

子育ては確かに寝不足になり、自分のことなど到底できない。家で仕事をし、ごはんを作ってくれて全面的に子育てをフォローしてくれるご主人なんてそうそういないと思う。そして、子供はかわいいもの、子育ては楽しいものというイメージや、母性本能があるから子どもを愛せるはずだという神話に、母親自身も含め、いまだ多くの人がとらわれてしまうのだろうか?

 

私のように、夫に期待して、逆にそうならない時に落ち込むのが嫌で徐々に期待しなくなり、自分でする方が早い、楽だと気持ちを切り替え、そして常に思い通りになるはずがない、と割り切った方が後腐れない。

 

そして、今そうやって海外で過ごしてきた戦友のようなママ友たちと人生の後半を謳歌している!爆

 

全て子育てで苦労した(今も!)ことが今糧になるのだと思う。

 

だから、ママさんも母親という呪縛から解き放たれ、ご主人に感謝するか、逆に割り切った方が将来自分のためになるのでは?とひそかに眺めている…。


子育てが自分を育てるのだ。