インフルエンザ・ワクチン | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

この秋、シッター先のツインズが保育園に通い始めてから、彼ら家族や祖父母、叔父叔母に至るまで皆具体調を崩し、かなり酷い目にあった人たちがいた。私も軽かっただが2度発熱。この調子で行くと、この冬どうなるの???少し恐ろしくなった。

 

過去にインフルエンザのワクチンなんぞ打ったことがなく、というか、接種自体考えた事もなかったが、シッター先の夫妻が先週ワクチンを摂取して来た。私もとにかく気を抜いたらふと免疫が下がりそうな生活ぶりなので、やはり打っておくか!と思い即予約した。

 

ちなみに、ミラノでは薬局でインフルエンザワクチンが34-35ユーロで販売されているが、ホームドクターのところへ持ち込むか、または直接ホームドクターに予約を取るよういわれたが、何度電話をしてもつながらない。仕方なく、公立病院ではないが、検査を中心にしてくれる医療センターに予約をいれた。(38ユーロ)場所や時間帯で調べるとなかなか行けるところがなかったが、仕事先から15分くらいのところで日中の予約状況がガラガラのところがあったので、昼休みを利用し出かけることにした。

 

ところで、インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防すること。 日本国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があるとされている。(厚生労働省HP抜粋)

 

しかし、インフルエンザのワクチンとは、そのシーズンに流行ると予測されたタイプのワクチンの事。接種後、およそ2週間で「抗体」ができ、最も効果が高くなるのは、予防接種をしてから1~2か月後なのだそうだ。抗体ができるまでは発症予防効果はないため、インフルエンザが流行する前に接種することが重要。

 

14時20分の予約を入れていたので、14時前にシッター先を出ようと思っていたら、13時15分頃、医療センターから電話が入り、担当医師に時間の余裕があるので、可能であれば早く来院してもらっても構いませんよ、という話であった。三男を遊ばせながら、お昼ご飯を食べているところだったが、途中で辞め、三男のお昼寝準備。13時半にはコロッと寝てくれたので、ママさんに事情を話し、すぐに家を出た。

 

15分後には到着。予約コードを入り口で入力するとすぐに呼ばれた。先週ワクチン接種をしたパパさんはずっと腕が痛かったという。ママさんは何も副作用なし。どうなのだろう…と思っていたが、注射自体全く痛みがなく、腕の痛みもなかった。しいて言えば、ちょっとめまいと気持ち悪さがあったけれど、副作用にしては早すぎない?と思ったが、それはお昼ご飯を途中で辞め空腹だったからかもしれない。帰宅後は全く問題なし。

 

いずれにしても、ワクチンを打っても、インフルエンザ予防の基本はウイルスを体内に入れないことなので、手洗いうがい、咳エチケットは大事なことに変わらない。

 

この冬は無事に過ごせますように。