今日9月15日は「悲しみの聖母」の祝日。
地元パロッキア(小教区教会)の守護聖人の祝日でもあった。夜9時からのミサは、それほど人は集まらなかったけれど11名のシスター(イタリア人は一名のみ。あとは皆フィリピン人、インドネシア人、インド人)による聖歌も素晴らしかった。
この日の福音朗読はミラノのアンブロジアーノ典礼ではヨハネ19:25-27、ローマ典礼と同じであった。
十字架のそばに立つマリアの姿、そして、イエスが母とそばにいる愛する弟子を見て、母に弟子を、弟子に母を託す場面だ。
おとめマリアの、自らの「おことば通り、この身に成りますように」(フィアット)と御子の「御心のままに行ってください」(フィアット)が一つにつながることは、あまりにも悲しい出来事ではあるけれど、そこに救いを感じるためには、やはり信仰心が必要であろう。
マリアから、十字架の下にとどまる勇気と、信仰のうちに人生のあらゆる状況に自分を従わせる謙遜さを学びたい。
深い悲しみの中に慰めと優しさに満ちたマリア像を前にすると、心を新たにしなければ…と思う。

