タータ日記 〜 慣らし保育 その48 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

Scuola dell'infanzia - "C. Pizzala"

 

ついにツインズの慣らし保育が始まった。

 

初日。家を出るまで悪夢のようだった。苦笑 雇い主を悪く言っちゃいけないが、いつもなんで今頃するかな...と言うくらい全ての取り掛かりが遅く直前になって大騒ぎ。家中嵐のように騒ぐ。よって私も嵐どころか台風の目の中にいるよう。

 

話は基、初日は10時から13時まで。ママさんも一緒に付き添い。9時に到着すると三男は運良く寝ていた。ツインズが着ていく服が出されていたが、まずおむつを替えようとしたが、毎日それが大変なのだ。逃げて逃げて替えさせてくれないか?おむつをとったら裸のまま。

 

朝起きると大抵う◯ちしていることが多いが、そのままで替えてもらってないケースも多く、お尻が真っ赤になってるので私が到着すると毎回洗面台かシャワーで洗ってあげる。この日も長男がそうだった。時間がないから拭くだけ!と言ったが、私の足元に背中をくっつけて来て私の両手で抱いて洗面台に乗せろ!とジェスチャーをする。仕方ないな...と思って洗っていたら、次男もう◯ちはしていないのに自分もお尻を洗ってくれと言っておむつを脱ぎ出した。朝っぱらからなんなんだ?この慌ただしさは...!

 

案の定家を出るギリギリまで長男は裸のままでママさんブチ切れ!

 

ママさん、力づく長男に洋服を着せた。まあそれも理解できるのだが、このところママさんがやたらイライラしているので、子供達も普段以上にナーヴァスでわざとママさんを怒らすような事をする。

 

流石に子供たちに手をあげることはないが、パパさんもママさんも大きな声をあげすぎで、実は近所で有名なのでは?と思う。まあ我が家のことではないのでいいのだけれどー。

 

母子外出。シーン。三男は現在ミルクに切り替え中でまた離乳食が始まった。最近では彼の沐浴も私の仕事。乳児の沐浴は本当に気持ち良さそうで、一緒に「気持ちいいねー」と声をかけるのは至福の時。

 

13時。あっという間にツインズ帰宅。家に入った途端、次男満足したように“Tutto bene, tutto bene…” と言うが、長男はやたら荒れて”Nooo! Noooo!”と言ってソファに伏せる。帰りたくなかったようだ。そう言ってられるのも、ママさんが同伴している間!

 

我が家は次男の慣らし保育どころか保育園生活は本当に苦労し、保育園へ入った途端泣き始める姿に先生がため息をし、私も心切なくなったことを思い出す。

 

午後のママさんが整体に出かけここでまたツインズが泣き叫びあれ、私は三男を抱えてんてこ舞い。

 

2日目。これまた家を出るまで悪夢。その日は食後、お昼寝をして15時帰宅であったが、お昼寝が出来ず結局は13時に帰宅。

 

長男は、先生の言うことを聴き、ゆっくりでも一人で遊び、一人で食事をしていたそうだが、次男は落ち着きがなく、あちこちふらふらしては皆に声をかけ、食事もまともにせず、お昼寝をせず帰宅になるも、寝ている子たちに、チャオ‼チャオ‼ビンビ―!と叫んでいたそうだ。その場が想像できる。笑

 

長男はマイペースだが、非常に頑固。次男は、頭の回転が良いが、落ち着きがなく、それでいて周りに愛嬌をふりまく。対照的な兄弟だ。

 

週末をはさんで月曜日にもう一度慣らし保育。

 

問題は火曜日から。さあ、ママさんと上手に離れられるだろうか?