イタリアホテル協会連合(Federalberghi)によると、ローマの8月の観光状況は、既にコロナ前のレベルに達したという。
今後9月10月もホテルの予約は殺到しており、客室占有率が85%を維持する傾向があるという。
その割に、アジア系、特に日本人と中国人、そしてロシア人の観光客は全く見かけなかったが、とにかくヨーロッパ人の多さに驚いた。アメリカ人観光客もかなり増えてきていた様子。これだけ観光客が戻ってくれば、景気も回復するのでは?と期待したいところだが、エネルギー価格と人員不足が重くのしかかり、このまま行くと企業を支援するための対策がない限りパンデミック時のように新たな閉鎖につながる可能性があると懸念されているという。
また、エネルギーといえば、ホテルの冷房費も設定温度以下にする場合は、別料金を請求するというホテルもあるようだ。それはつらい!
6年ぶりのローマ旅行であったが、前回はコロッセオ近辺は歩かなかった。地下鉄工事もさることながら、崩壊の危険性があったため、コロッセオ近辺はかなり長い間封鎖されているという。そして、ローマはとにかくごみ処理が追い付かない、ということでごみ問題をこれまた長年かかえているが、確かにゴミ箱を見かけなかった分、コロッセオ近辺を通りかかる人々が封鎖している工事現場へゴミを投げ込むのだという。ローマといえば、歴史的価値と景観価値が重要なのに、非常に残念だ。
また、地元ロマーノや観光客の多いナヴォ―ナ広場。私も出かけてきたが、広場にあふれたゴミを奪い合うカモメとネズミ。
そういえば、車にひかれペッチャンコになったネズミをナヴォ―ナ広場近辺で見かけたわ。ネズミというとどうしても、ペストを思い出してしまうが、アフターコロナに新たなウイルスは勘弁して!


