そうだ! ローマへ行こう! 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

友人父子との約束の前にまずはコロッセオ近辺散策。

 

コロッセオはローマ帝政期の西暦80年に、ウェスパシアヌス帝とティトゥス帝によって造られた円形闘技場。

 

 

今やそのコロッセオ近辺は大規模な修復真っ最中。フォロ・ロマーノの地下に地下鉄を作る計画もあるらしいがどうなってしまっているのだろうか?

 

 

こちらは、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会。ミケランジェロの「モーゼ像」が有名。

 

エルサレムでキリストの第一の使徒・聖ペテロを牢につないでいたヴィンコリ(鎖)を祀るために5世紀に建てられ、15世紀に再建。ヴィンコリは主祭壇の下に収められている。聖ペテロはネロの命令で紀元64年に十字架に逆さ吊りの磔刑に処されたが、324年、キリスト教を公認した「コンスタンティヌス帝」の命によって「聖ペトロ」の墓の上に建設された聖堂が言わずと知れた、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂である。

 

 天井画は、1704年~1706年頃、ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディが描いたフレスコ画『サン・ピエトロの鎖の奇跡(Miracolo delle catene di san Pietro)』であり、969年に神聖ローマ皇帝オットー1世がこの鎖を触った時、長年付き纏われていた悪魔から解放されたとされる様子が描かれているのだそうだ

 

 image モーセは十戒が刻まれた石版を持っている。(ちょっとボケボケモーゼ)

 

その後、思い出の味、Tazza d’oroのコーヒーのグラニータを求めて、てくてくパンテオン方面へ。しかしパンテオンには入らず。爆

 

 

 

11年前は3日続けて食べに行っていた。もう20年は食べたくないと言っていたんだなあ。笑

 

そして、友人父子と待ち合わせのナヴォーナ広場。

 

 

考えてみれば、29年前の来伊前に私は休暇でローマに来ていたのだが当時同職場に入所前の友人はイタリア語留学でナポリに来ており、ローマで合流。このナヴォーナ広場で写真を撮った記憶が蘇った。

 

 

サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会。わずか13歳で結婚を断ったことから迫害宣告を受け、教会のある場所で殉教したとされる聖女。カトリック教会では純潔、少女、夫婦、レイプ被害者の守護聖人とさして祀られている。

 

 

こちらは、ナヴォーナ広場近くのホテルの屋上のテラスでアペリテイフ。眺めの良さに感動。画像には映っていないが、左側の方には"Corte Suprema di Cassazione" ローマ最高裁判所が見えた。友人は弁護士であり、息子君も弁護士を目指す法学部の学生。後から二人で建物を見に行ったそうで、入り口脇にある法学者の彫像でわかる人は二人しかいなかったと聞かされた。ただただ、「へえっ」としか答えられず。苦笑  「パピニアーノ」という名前だけ、通り名としては知っていたが、それが古代ローマの法学者の名前だったとは初めて知ったわ!

 

 

一度解散し、夕方一人で、ヴァチカンに出かけてきたが、16時より新枢機卿の任命と2人の福者が聖人に認定される式があり一般信者のミサはなく中に入れず。涙

 

夜に再び再開。ローマ料理を堪能した。私の好きだったレストランは今週いっぱい夏休み。もう一軒、個人的に料理を習っていたことのあるレストランへ行ったが、既に経営者も料理人も変わってしまっていた。ただ、賄食を食べたテーブルで食事を食べ懐かしかった。

 

 

夜のサンタ・マリア・マッジョーレ教会。

 

この日の歩数は18640歩。旅行の前日(木曜日)自転車のチェーンが外れるアクシデントがあり、この日から1万2-3千歩を歩く日々。流石に疲れて、夜は23時台にはバタンキュー。なんと健康的なのだろう!

 

続く…