そうだ!ローマへ行こう! 〜 その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ローマ3日目。

午後一にはミラノに戻らなければならないので、朝一番にホテル近所の聖ロベルト・ベラルミーノ教会でミサにあずかった。

 

 

 

久々のイタリア語でのローマ典礼。かなり口もごもごだったわ。苦笑

 

「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

 

今日の福音は何度も聞いている場面だが、自分を最下位に置くということは、最後の招待客の状況を分かち合うことを意味するという。それは、日々の生活の中で、イエスの教えを大切にすることが重要で、神の教えに従う人が謙虚な人なのだということだった。

 

今日のこのミサ聖祭が私たちの共同体やすべての家族にとって愛の源となり、 私たちの弱い信仰を照らし、私たちの慈善活動を支援して下さいますように。その後早めにホテルをチェックアウトし、行き当たりばったりトラムに乗りテルミ二駅の裏側あたりにあるサン・ロレンツォ近くへ。いきなり壁に女性の絵が描かれ、不思議に思いその絵を見に行くと…

 

 マリオ―ラ 2012年9月2日 殺害。とあった!
 
なんとショッキングな…それは同じように見えるシルエットの中に一つずつ異なる名前と日時が刻まれているではないか! これは、2012年11月25日の「女性に対する暴力に反対する国際デー」に際し、2012年の初めから記念日までに殺害された107名の女性の名が刻まれているということだった。ミラノにも、ある場所の壁に人形が貼り付けになっているが、名前が刻まれたシルエットというのも、グサッと来て目を背けられないものがあった。
 

 

とにかく、この地域は第二次世界大戦のころ、爆撃され2000に及ぶ被害者が出た場所だそうで、外壁に犠牲者の名前が刻まれたアパートをたくさん見かけた。

 
 また、あまりにも落書きが多く、教会の外壁も一周落書きされていた。
 

食べ納めにローマの切り売りピッツア。今日のお勧めで、生ハムとイチジクのピッツアとチコリアとコッパ(豚の首肉で作る生ハム)のピッツアを食した。

 

普段は、イタリア料理やピッツアは滅多に食べたいと思わないのだが、何を食べても美味しいローマでは、やはり切り売りピッツアをはじめ、タラや一口イワシのフリットが美味であった。オペラ座前にある大好きなレストラン「マトリチャーナ」のマトリチャーナが夏休みで食べられなかったのだけが心残りである。

 

 

Arrivederci Roma!

今度はいつ来られるかな?