真夏のミラノ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 
8月中旬、イタリアの多くの人がヴァカンス中でお店もかなり休みなっている。
 
しかも今年は15日のイタリア語でフェラゴスト・Ferragostoと呼ばれる「聖母被被昇天」の祝日が月曜日にあるので、夏休みでなくても(私も)3連休になるのだが、人っ子いないミラノのはずが、13日の土曜日はなぜか夕方、人の動きが近所であった。
 
夕方のミサの聖歌隊の練習に出ていくと、赤と黒のユニフォームを着た人たちがサンシーロに向かっていくではないか!なっなんで、この時期?と思っていたら、なっなんと早くもイタリア・セリエAが開幕したのだ!
 
王者ACミランは4-2でウディネーゼとの激戦を制し、開幕戦を白星で飾った。ミランファンにとっては、完璧なシーズンの幕開けとなったようだ。それでも、通常の時期に比べれば外から聞こえてくる歓声は控えめに聞こえたのは気のせいか?
 
翌日、コモに住んでいる友人宅訪問のため朝から出かけたのだが、なんと地下鉄の駅でM5からM1へ乗り換えの際、M1線の一部が9日間もメンテナンスで閉鎖されていると知った。距離にして2キロ、4駅間ではあるが、そこを通らなければコモへ向かう電車の駅へは行けない。
 
前もってオンラインで電車のチケットを購入しておらず、直接駅で買おうと思っていたので、早めに家を出たから助かった。巡回バスで移動し、再び地下鉄に乗り、そこからコモへ向かうノルド線に乗り換え。ちなみに巡回バスは寿司詰め状態。本来マスク着用義務があるが、している人はほとんどおらず、しかも携帯電話で大きな声で話している人が多数。バスに乗るため、皆並んでいたが、ベビーカーを押した外国人女性たちが、私たちはベビーカーだから優先されるのよ!と後から来て横入り。それはもちろんいいのだが、バスに乗った途端に大きな声で携帯電話で話し出した。
 
 
余談だが、再び地下鉄に乗った際、一人の女性が「シニョーレ、シニョーリ…」と言い出した。物乞いか?と思ったら小綺麗にしているフィリピン人女性が手にはロザリオを握っており、地下鉄の端から端まで、乗客のためにロザリオの祈りを祈りながら移動しているようだった。初めて見る光景で驚いた。見ず知らずの人のために祈るとはなかなか勇気がなくてはできないことだ。
 
 
 
こちらは別の日に撮影したM5内映像。2026年の冬季オリンピック・ミラノ・コルティーナ2026の広告。昨年この時期にコルティーナに行ったが、既にスケートリンクやホテルなどの建設が進んでいた。今年はどれくらい進んでいるのだろうか?そうでなくても物価が高い地域なので、オリンピックまではもう行かれないなあ。

 

 
こちらは、夏の砂浜と秋の落ち葉バージョン。ちょっぴり気分は秋だろうか?
 
それにしても、夏休みが長すぎる!