マスク着用の義務は一部限定となっているミラノだが、日本ではこの暑い中マスク着用の生活は熱中症も多く、緊急搬送も多いという。
そういえば、イタリアで熱中症とはあまり聞いたことがないかも?!
ところで、マスクを外して外出し始め、自分の顔に驚いた!
なんだ!このほうれい線は!もちろん年相応なのかもしれないが、すごいショック!
保湿には気をつかっているが、耳の脇の側頭筋やら咬筋に触れ、ぐっと上げると持ちあがる。ということは、たれ始めているのだな。顔の骨格をマッサージして痛いところはないのだが、マッサージをすると頭や目がすっきりするからたまにはやった方がよいようだ。
また長い間、口紅をしていなかったのだが、コロナ前につけていた口紅の色だと顔がぼけて見えるようになった。歳を重ねると鮮やかな色だと逆に肌がくすん見え、唇だけ浮いて見えることもあるというが、日焼けした肌には、暗めのオレンジ系は失敗しない。
ところで、マスクをしてマスク美人という言葉がはやった。目しか出ていないと、見えている部分しかわからない。だから人は、その見えている部分だけで人を認識してしまい、自分の中でのイメージが広がっているから、いざマスクを外してみると違和感を感じ(それはあたりまえだろう)、一気に興味を失うからなのか?マスク詐欺という言葉も知った。ひどくない?
ところで、私が子供の頃、♪めがね~は、顔~の一部です!というCMがあった。
今やめがねどころか、マスクはマストアイテムでそれこそ顔の一部になってしまっていた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染のリスクを下げるためのエチケットや義務からマスク着用が始まった。とはいえ、日本はもともとマスクをつける習慣があったわけだが、人は隠れた部分に「理想」を当てはめる習性があるのではないだろうか?
かといって、自分に対しては、隠す要素が大きいと思う人もいるのだろう。マスク一つで、「つける・外す」事が人に「見せる・見られる」という精神的不安や憂鬱になる人もいるのだと改めて知った。
多分、イタリア人でそういうことを気にする人はいないのではないのだろうか?例えば、自分の体型だって見せてしまったもの勝ち!ではないが、その年齢で、その体型で、そういう恰好をするの?という見方はほとんどない。
夏の海辺では、老若男女が水着になるが、お腹が出ていようが、寸胴であろうが、セルライトがあろうが、全く関係ないから、ここにいると自分に対する劣等感というのは、ほぼなくなるような気がする。だから、自分の年齢さえも全く気にならないし、若いといわれれば、正直に喜ぶし(でも日本に行くと、年相応だと納得。爆)個性を楽しむことが出来る。
多分、うわっほうれい線!うわっ顔がぼやけてる…と思うのも、自分だけで、意外に他人さまは全く気にもなっていないものだろう。小綺麗にはしていたいけれど、人は年を取れば皆同じ。自然が一番!