誕生日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

誕生日を迎えた。

 

在伊29年。夏に帰国しなかったのはこれで3回目。東北の震災があった2011年と去年と今年。

 

帰国時に誕生日を迎え、常に両親と子供たちと過ごしてきた。それが今回は私と次男のみがミラノに居残り。

 

若い頃は、イタリアにいて夏休みはどこにも行かない、何もしないことが屈辱的に思えたこともあったが、(真っ黒に日焼けしてリフレッシュした周りの人たちを見るのが嫌だと思う時期があった)今や、ぐうたら、何もしたくない。何も考えたくないお年頃。これが、老化の始まりだったとしたらまずいのだが…

 

なので、自分の誕生日にもそれほどワクワク感もなく迎えた。

 

午前中、先週会ったフランス人とスペイン人の女友達と朝バール。やたら、携帯電話がピーピーうるさい。そんなにメッセージが入るの?と聞かれ、「今日誕生日なのよ」というと、えーっ!と驚かれた。

 

その後カフェの目と鼻の先にあるメルカート内にフランス人のジョスリンと共通の友達が経営しているお店があるので、挨拶といいつつ、駄弁りに行った。笑 彼らはBIOの食材を販売しており、多少値段もするので、そこで買い物をすることはなかったのだが、先週買ったジャスミン茶は中国人ショップで買う山本山のティーバッグよりも安く、量も多く、お得感があった。ジョスリンもここの小麦粉はいいのよ、といって数種類購入していた。

 

再び、SNSがなり続け、一度お店を出ると、ジョスリンが友人に私のことを伝えたようで、お店に戻ると、"AUGURI!!"と言われた。ちなみに彼女は、私のitama(ボランティア)時代の同僚。日本人って年齢不詳なのよね。きっとT子もそれなりの年齢なんでしょうけど、着ている服から想像できないわ!と言う。確かにオレンジのTシャツに、ベージュのサロペット。赤い靴に、ピンクとオレンジのバッグ…日本にいても,林家パー子よろしくちょいと稀有な存在かもしれぬ。爆 いーの、いーの。個性、個性!

 

夕方も友人からバッグ製作の依頼が入り、一緒に糸を見に行ったついでにアペリティフ。その時は誕生日のことは言わなかったが、夜になってメッセージのやり取りをしており、誕生日だったことを告げると、わかってれば一緒にそのまま食事に行ったのに~。旦那も出張中で一人だったのよ!と言われた。まあ残念。でも最近は暑さで食欲もなく、家で豆腐の白和えときゅうりの酢の物、スイカがあれば幸せなのだ。

 

余談だが、上記ジョスリンにスーパー・エッセルンガのガスパチョがいける!と勧められ探しに行ったが、近所のエッセルンガには置いてなかった。が、どうも口がガスパチョモードだったので、あきらめきれずトマ缶でガスパチョを再現!次男は嫌がったが、悪くはなかった。夏バテ防止の薬と思い、昼夜のみ、翌日にも残した。笑

 

食べたいケーキはなし。健康的な誕生日だ。

 

徐々に、同年代の友人たちで体の不調を訴える人が増えてきた。自然の摂理に従い、心身のバランスを保つ。何事も中庸だと思う今日この頃。

 

自分の存在を喜んでくれる人がいる、ということはなんと嬉しいことだろう。たった一つの微笑み、そして言葉で幸せを感じられるもの。また、その逆に人に与えることも忘れずにいたいと思う。