翌日7時に起床。普段同様5時間ちょっとしか寝てないが、常に熟睡なので、朝はすっきり。
朝食後から個人レッスンがあった。まずは発声練習から。
私はメッツォ・ソプラノだが、声量がなく、よって高い声が出にくい(と思っていた)。先日、別の教会の聖歌隊の指導者にあと半年ちゃんと発声練習をしたら、もっと高い声が出ると言われ、半信半疑であったが、やはり師匠になぜ声を出さない?と言われた。
肋骨を開き、丹田を意識する。(空手と同じようなこと言うなあ。)でも笑顔で、口角上げて、後頭部から声が出るようなイメージでそのまま前に向けてそのまま(声だけ)進んでいくように出す。出来そうでなかなか出来ない。と言って11年。
その後私がソロを歌う部分の”Amazing Grace”を見てもらった。ちなみにこの曲は師匠により編曲されたもので、私のソロの部分が3部構成された仲間の声にリフトアップされ(小柳ルミ子のイメージ?!) ドゥーワップ・アカペラへ変わっていくとい言うもの。
「何かためらってる?音が高くなる時、一瞬引くわよね?」と言われる。「えっそうですか?」自分ではそんな自覚はないが、顔や呼吸、手足の動きに何かが出てしまうのだろう。歌は素の自分が出ると師匠。占い師じゃないけど、わかるのよ、と。怖っ!笑
聖歌隊では、大勢で歌うのだから、自分の力は100あっても80で抑える。周りの声を聴き、調和してこそ聖歌隊だというが、ガナリア隊の場合、宇宙のぶつかり合い、それが一つになるのであって、たとえ下手であっても、歌詞を忘れてもよいのだという。まさに個性的。「協調しようとしすぎじゃない?」と言われたが、それはまさに聖歌隊でそうであろうとするから、混乱してしまうのだろう。しかし、大きな声は抑えることはできるが、その逆は無理すると、雌鶏の叫び同様になってしまうもの。爆
練習が終わり、他のメンバーと交代し、ちょっと湖畔へお散歩。
あー水着もってくれば良かった!と何度も思った。泳ぐのではなく、日焼けのためだ。年齢だとかシミやそばかすが怖いと言って、ヨーロッパには住めない!
戻って前夜の残りのものを再びBBQで頂く。(どんだけ食べる?)そして、その後も合同で歌の練習。まず初めに、レクレーションを兼ねたイメージトレーニング。目に見えない球を音で表現し、愛で、メンバーの誰かに託す、というもの。メンバーの意外性が見えて笑いが止まらず。
また、"you are my sunshine"を一小節ずつ、喜怒哀楽で表現し、これまたメンバーの誰かにバトンタッチしながら歌うというもの。意外に皆演技派で、驚いたわ!またやはり一小節ずつだが、①そのまま歌う/②歌詞はなくラララで歌う。/③ただ言葉をリズムに乗せて歌う(ラップ)というものをやってみた。いつ自分に回ってくるかわからない緊張感。
あっという間に夕方になってしまい、車でミラノに戻った。とにかくよく歌い、たべ、喋りまくった2日間。家族のこと(ほぼほぼ子供たちの話題)、自分のこだわり。なぜかフクロウカフェから始まり、ホストクラブ、芸者・舞子遊び、ゲイバーだったら、どこに行きたいか?などという話まで盛り上がり、話題が尽きなかった。
エネルギー溢れる友人といると、刺激をもらえて嬉しいもの。毎シーズ来たいね~と言って別れた。
師匠に感謝。仲間に感謝。


