ランボルギーニ・ウラカン・パトカー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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2017年よりウラカン ポリツィアは、ハイウェイパトロール任務に従事し、通常の警察業務だけでなく、輸血用血液や臓器などの緊急搬送にも使用されている。

 

ボディーカラーには、イタリア警察の公式カラーであるポリス・ミディアムブルーと白が使用され、ウラカンのエクステリアに合わせて特別に製作されたレタリングが施されている。また、ボディーの両サイドには、イタリア国旗の3色のストライプがあしらわれる。タイヤはランボルギーニのほかの車両と同様に高性能スポーツタイヤ「ピレリPゼロ」が装着され、サイドウォールにはポリス・ミディアムブルーがペイントされる。

 

パワートレインは標準モデルと同様で、5.2リッターV10自然吸気エンジンから最高出力610psを発生、4輪を駆動する。シャシーはアルミニウムとカーボンファイバーのハイブリッド型を採用。

 

さらに室内には最先端技術を用いた車載システムが備わっており、コンピューター、記録装置、ビデオカメラ付きのタブレットで、路上での活動を記録できるのだそうだ。

 

また、従来のパトカー装備であるガンホルスター、携帯用消火器、標準VHF警察無線なども備えているという。

 

2年前、イタリア北部のパドバから中部ローマへ腎臓の受け取りと運搬で、約500キロの距離を、平均時速約230キロで疾走し、2時間余りで到着したというニュースがあった。余談だが、東京・新大阪間は400キロだが、新幹線だとちょうど500キロになるそうだが、たった2時間で走行するとは、新幹線より速いと言うことになる。
 

今回、腎臓移植の為、ミラノのニグアルダ病院から600kmはなれたラツィオ州への道のりをランボルギーニのパトカーが時速300kmで!、手術は無事成功。ちなみに、臓器移植のための緊急輸送は、通常ヘリコプターが準備されるそうだが、到着病院近辺に着陸できるヘリポートがなければ、さすがに、それは意味がない。

 

 

 

 

 

とはいえ、スポーツカーの聖地イタリアで、スピード違反を取り締まるための切り札として導入されたランボルギーニ・パトカーだが、意外に交通事故のニュースもあるようで…皮肉なものだ。

 

 

ランボルギーニの救急車両もある。